経済波及効果が1兆円という『IR』=総合型リゾートの誘致を目指して福岡県で動きが始まった。果たして実現の可能性はどれほどなのか。
町が起死回生を賭ける驚きのプランとは?
人口約4800人。筑豊地区に位置する大任町。南北に彦山川が流れるのどかな町だ。かつては筑豊炭田の産炭地として栄えていたが、いまは人口の減少により過疎が深刻化している。

この大任町で突如として持ち上がったのが『IR』、カジノを含む統合型リゾートという巨大事業の誘致だ。

9月30日、大任町役場で町長が出席しての住民説明会が行われたが、会場には約1000人の町民が集まり、関心の高さを示していた。

構想するのは、カジノのほかホテルやエンターテインメント施設などを備えた大規模リゾート施設。大任町は、カジノでの県の税収は450億、経済波及効果は1兆円に上ると試算している。

大任町の永原譲二・町長は「田川地区の生き残りを賭けて、起死回生の一手、観光の誘致をしてるんですね」と意気込む。

更に永原町長は「大任町が申請して、それはダメだという発想は湧きますかね。県知事はそんなバカじゃないと思います。税収が入るということで、必ず門前払いせず受け付けると思います」と施設が、大任町含む田川地区のイメージ向上、企業誘致に繋がると期待を込める。

「規模が大きすぎて戸惑いというか…」
質疑応答では、参加者から「田川地区、みんなでこの夢のような話を、みんなで大賛成して盛り上げていきましょう」とエールが送られ、永原町長も「ありがとうございます。頑張ります。夢は実現するためにありますから」と応える場面も見られた。

町の活性化に夢を膨らませ説明会は終了したが、一方で不安な声も多く聞かれた。

「そんな、沢山の人が来てくれるかなとか思いますね」(女性)

「自分は、カジノは反対。博打はつくる必要がない」(男性)

「規模が大きすぎて、戸惑いというか、賛成する部分はあるけど、反面、ちょっとびっくりした」(男性)

IR誘致を申請するのは福岡県で、県議会の同意も不可欠。本格的な調整はこれからだ。

大任町は国へのIR誘致の申請について12月の県議会で判断を求めるとしている。
(テレビ西日本)

