北海道稚内市の沖合で7月に発生したナマコの密漁事件で、実行役にボンベを提供した疑いで、札幌市南区に住む自称会社経営の62歳の男が漁業法違反幇助の容疑で逮捕されました。
警察によりますと、7月13日午後9時ごろから14日午前1時10分ごろまでの間に、5人の男が稚内市抜海沖の海域でゴムボートを使い特定水産動植物であるナマコを違法に採取した事件について、逮捕された男はその事情を知りながら、7月11日に札幌市南区の車庫で空気を充填したボンベを提供し、犯行を手助けした疑いが持たれています。
この密漁事件をめぐっては、7月14日未明にゴムボートが転覆し、乗っていた5人の内60代の男1人が死亡しています。
5人はライフジャケットを着用しておらず、なまこの密漁目的で海に出たとみられています。
警察はすでに逮捕した男らの取り調べや、その他の捜査を進める中で、男の関与が浮上し、9月29日に逮捕しました。
男の認否について警察は「捜査に支障をきたすため差し控える」としています。
この事件ではすでに複数の暴力団関係者が逮捕されており、警察は今回逮捕された男についても、暴力団や匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)との関連も視野に入れ、提供したボンベの本数や密漁による収益の流れなどについて捜査を進めています。
