10月1日から札幌市では家庭用のごみ袋が有料の黄色い袋に戻ります。
透明や半透明の指定外のごみ袋が特別に認められたこの3か月半で、ごみ出しの状況は変化していました。
指定外の袋で「燃やせるごみ」を出せるのは、実質的に9月29日が最後です。
ラジオ体操で体を温める作業員たち。
午前8時20分、札幌市中央区の清掃事務所からごみ収集車が出発します。
住宅街で収集されていくごみ袋の多くは、透明や半透明でした。
「透明・半透明の袋が全体の9割ぐらい。ごみの量は普段の2割増しぐらい」(中央清掃事務所 北川雅晃さん)
札幌市民に浸透したごみ出しの特別ルールは9月30日で終了。
10月1日から元に戻ります。
「本来であれば指定のごみ袋を使ってもらいたいが、変わらず指定外ごみ袋で出す人が多いのではないかと心配している」(中央清掃事務所 北川さん)
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃で、ホルムズ海峡が実質的に封鎖され、「ナフサショック」が私たちの生活を直撃しました。
石油化学製品であるごみ袋が手に入らなくなるのではと不安が広がり、5月下旬から札幌市内のスーパーなどで指定のごみ袋が品薄に。
店では「購入は1人1セット限り」と呼びかけましたが、品薄状態は続き、札幌市は6月15日から指定外のごみ袋でもごみ出しを認める特別ルールを始めました。
「各家庭から集まってくる『燃やせるごみ』を見てみると、ほとんどが透明・半透明の袋です。黄色いごみ袋は少ないように感じます」(水上孝一郎記者)
札幌市南区の駒岡清掃工場。
ごみをためておく「ピット」は、2025年は黄色一色でした。
9月28日は透明と半透明のごみ袋が目立つようになっています。
ごみの量も増えていました。
ピットとピットとの間にある「仕切り」の部分からごみがあふれそうになっているのは初めてだといいます。
札幌市によりますと、ごみ出しの特別ルールが始まって以降、燃やせるごみの量は増え続け、9月21日からの5日間は5599トンと、2025年の同時期より約25%増加しました。
指定外のごみ袋が割安なうえ、45リットルまで認められているため、古くなった衣服や毛布などをついでに捨てる人が増えたということです。
3か月半続いた特別ルールは終了しますが、指定のごみ袋の在庫は戻ったのでしょうか。
「(特別ルールを)始める時は(指定ごみ袋の)一部のサイズは在庫が1か月分を下回るような量まで減ったが、9月末の時点でどのサイズも2か月分以上ぐらいの在庫がある状況になって、だいぶ回復している。今後も安定的に納品される予定になっていいるので心配はないかと思う」(札幌市 循環型社会推進課 宮岡完課長)
札幌市は10月からごみ出しルールの再徹底を呼びかけるとともに、「指定ごみ袋を必要以上に買い占めないでほしい」としています。
もし10月以降、指定外(透明・半透明)の袋でごみを出した場合、市は原則、収集しない方針です。ルール違反のシールを貼って、正しく分別し、正しい日に出すように知らせるということです。
また、宮岡課長によりますと、10月以降、市はごみ置き場でのパトロールを強化し、ルールの再徹底を図るとしています。
