得票が同数だったためくじ引きで当落が決まった長崎県の南島原市議選挙について、無効票の中に1票の有効票が確認されたとして県選管は女性市議の当選を無効とする結論を出しました。
当選が無効となったのは、2026年6月の南島原市議選で当選した小田原文さんです。
市議選では得票数が同数だったためくじ引きの結果、小田原さん(45)が当選、永池充宏さん(70)が落選しました。
選挙結果をめぐり、永池さんは市選管に異議を申し出たものの棄却されたため、県選管に審査を申し立てました。
これを受け、県選管は市議選の無効票225票のうち、有効の可能性がある3票を抽出し、28日まで2回にわたり、再点検を行いました。
この結果、「ながい」と判読できる票があり、1文字目から3文字目までが「ながい」である候補者は永池さんのみであることなどから永池さんの有効票と認めました。
この判断に伴い、永池さんが小田原さんの得票を上回るため、小田原さんの当選を無効とする結論を出しました。
永池 充宏さん
「今回このような結果・評価をいただいて非常にありがたい」
「今回のように少数で激戦だった場合は1票で当落が変わるので1票の重さをつくづく感じた選挙だった」
この裁決に不服がある場合は30日以内に福岡高裁に提起することができますが、小田原さんは「有効となった1票は有権者の意思が反映されたもの」として提起しない考えです。
今後、永池さんは当選者を決める「選挙会」を経て、当選者と認められる予定です。
