福岡県議会の林泰輔議員がSNS上で本名ではないアカウントを使い、金銭授受疑惑を証言した吉松源昭議員などに対し攻撃的な投稿をしていたことを24日、認めました。
林議員は24日、本名ではない「みみず屋さん」というSNSのアカウントで、吉松議員などに対し誹謗中傷とも取れる攻撃的な投稿をしていたことを認め、「一連の問題で世論があおられている状況で、冷静な議論をするために使ってしまった」とした上で「この手段しか思いつかなかったというところは、本当に私の不徳の至すところ」と釈明しました。
一方、議員辞職の考えについて記者団から問われると「この一点において私が議員辞職をするということは、選んでいただいた地域の方々に対して私が責任を取ったとは
思えないので、地元の皆さんに(選挙で)判断をいただきたい」と述べ、否定しました。
林議員は県議会の最大会派、自民党県議団に所属し、かつて蔵内勇夫前議長の秘書を務めていたことがあり、8月の臨時議会では当時の蔵内勇夫議長に出された辞職勧告決議案の採決中止を求める緊急動議を提出しました。
林議員によりますと「みみず屋さん」というアカウントは蔵内氏の秘書になる前に開設したもので、議員になってからはほとんど使っていなかったとしています。
取材での主なやりとりは以下の通りです。
「全部スクショを撮ってもらおうと残した」
ーーなぜ吉松議員のことを別アカウントで攻撃したのか。
林議員:
一連の問題で起こってることで、県の職員や議員が直接的にインターネットのチャンネルに対していろんな情報を提供している。それで世論があおられている状況について、私は1人で世論をあおらないで冷静な議論をするために使ってしまったということです。
あのアカウントは議員になってほとんど使ってなかった「経済アカウント」だったんですが、その手段しか思いつかなかったのは本当に私の不徳の至すところです。ただ、攻撃と言っても全部スクリーンショットを撮ってもらおうと思って残していたので、相手方が全部撮った時点で削除したが、中身については第三者委員会のことであったり、要は吉松氏を擁護している方に「どっちも悪いんだよ」と。金銭授受も、もしそれが事実なら払った方にも責任があるわけですから、誰かがヒーローということでは真相にたどり着かないと私は思ったんでですね。こういう方法を使ったことは全くふさわしくないと思いますし、私も真摯に反省しないといけませんし、膿を出し切るという意味では私の膿だと思ってます。
「世論の圧力で第三者委員会になった」
例えば報道のあり方も「そういう噂がある」ということを放送する、記事にするのであれば一次情報を確認されたんですか、と。噂を報道しちゃいけないと思うんですよね。今、一連のことが何も明確になってない中で、関係ない議員まで攻撃を受けてるような状況は異常だと思ってます。早く落ち着いて、調査も入るわけですからしっかり調査をした上で事実を明らかにする必要があると思ってます。
ーー方法が間違ってたとしても自身の主張を何らかの形で伝えたかったということか。
林議員:
お伝えしたかったというか、本当にやり方もまずかったと思います。だけど、第三者委員会というのも報道にもその責任はあろうかと思います。世論の圧力でああいう形になったと私は受け止めてます。当初から議長や知事が言っていた、速やかに費用も時間もかからない形で第三者の有識者に調査してもらう形が今でも僕はベストだったんじゃないかと。結局、県まで入れれば2億円以上の予算がまた新たに必要になるわけで、これは私は完全に無駄だと思うんですよね。真相を明らかにするためにそれが必要だったかというと、そうじゃないと私は思っています。
もう1点、今回県議会で注目を受けていることは、私は意味のあることだと思ってまして、せっかくこれだけ今、県民の皆さんも注目をしていただいてるんで、今後の福岡県がどのように変わっていくか、何を守っていくか、それについてはしっかり注視していただいて、より良いものにしなきゃいけないと思っています。
(※後編に続く)
