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水没ソーラーパネルから発火 印旛沼の決壊は3カ所に拡大 コメ・果物も被害深刻

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台風25号による被害がさらに拡大しています。
千葉県の印旛沼で堤防の決壊が3カ所に増えました。

さらに千葉県内では、秋の味覚にも深刻な影響が出ています。

千葉県の成田市や印西市などにまたがる印旛沼で22日、決壊した堤防。

決壊した場所は3カ所に拡大。
冠水被害は深刻化しています。

一部の場所では田んぼや住宅地に流れ込んでいた水が川に流れ出す様子も見られました。

水資源機構によりますと、北印旛沼は22日午前4時半に観測史上過去最高の水位となる約5メートルを観測し、堤防が決壊。
24日午後2時の時点では、約3.5メートルまで下がりました。

東京湾と利根川への排水を続け、水位は1時間あたり2cmから3cmのペースで下がっているということです。

また、冠水状態となっているソーラーパネルから白い煙が上がっていました。
さらに、バチバチと何度も火花が上がっていました。

この状況に近所の住人も「赤いのが見えた。えー、いま燃えてたよ」と驚きの声を上げていました。

大きな炎が上がる瞬間も。
しかし、消防や警察が近づけず消火活動ができない状態が続いています。

一度は鎮火状態になりましたが、午後になっても煙や炎が確認できます。

台風と出火の関連性は分かっていません。
警察などは火が収まり次第、現場の状態を調べるとしています。

北印旛沼の決壊から2日たちましたが、その被害は長期化しています。

黄金色に実っている収穫目前の稲。
倒れた状態で水浸しとなっていました。

この地でコシヒカリを育てる農家は「(台風の)前もずっと雨降ってたから。いつもなら(稲刈り)終わってたんだよね。それが雨続きで全然刈れなかった。(Q.被害額は?)400俵とすると500万円ぐらい」と話します。

成田市では最高気温が27.9度と気温が急上昇し、残暑が復活。
避難所から浸水被害を受けた家の片づけに来ていた家族は、だめになった冷蔵庫などを外に出していました。

片づけに来た家族は「気力も体力も疲れたので、きょうはこれでやめとく」と話しました。

一方、松戸市にあるブドウ園。

育てているシャインマスカットを見せてもらうと…。

加藤ぶどう園 オーナー・加藤正芳さん:
割れちゃってる。これはブドウの粒が水を吸える限界を迎えまして、裂果っていう形になってしまいます。この状態だと商品にならない。

何粒もの実が筋に沿って割れてしまい、商品にならないといいます。
さらに、粒が変色してしまっているシャインマスカットもありました。

加藤ぶどう園では、台風25号が最接近した際には滝のような雨が降り、ブドウの木の下の部分が冠水。
翌日の朝になっても水が引かない状況となっていました。

加藤ぶどう園 オーナー・加藤正芳さん:
台風25号だけでも数百万円の被害はおそらく出ているだろうと思っています。

君津市のイチゴ農園も浸水被害を受けました。

イチゴの苗を植えるプランターなどが散乱。
6000株のイチゴの苗がだめになり、被害総額は2000万円ほどに上るということです。

また、生活への影響も拡大しています。

酒々井町では、浸水した水の水位が上昇している場所がありました。
23日に取材した時と比べ水が引いておらず、住民によると、水位が上がっているといいます。

住民:
原因としては、山から下りてくる水とかがまだまだ流出している。この先の正面に大きい配水管を作ったばかり。そこが埋まってしまって…。

土砂崩れによって配水管が機能していない可能性があるといいます。

浸水している場所から出てきた人は、慎重に脇の足場があるところを歩いてきました。

住民:
家の中で両親の薬とかありますので。これからまた取りに行くところで…。

こちらでは水位が上がり続けているといいます。

住民:
きのうより明らかに増している感じですね。

現場では消防車などで排水作業を行っていますが、水が引くのがいつになるのか見通しが立っていません。

一方、シルバーウィークが終わり学校生活が始まる予定でしたが、市原市の中学校の敷地には土砂が流れ込み、休校に。
台風の影響で裏山の斜面が崩れ、校内の駐輪場や玄関に土砂が流れ込んだのです。

市原市教育委員会・加藤正和課長:
生徒が上がってくる入り口から昇降口までだいたい50メートルの範囲で土砂が崩れている。(Q.今までにある)今まで見たことはないですね。

撤去のめどは立っておらず、25日も休校が決まっていて、今後、動線確保などの対策を行っていくとしています。

市原市教育委員会・加藤正和課長:
ここは危ないので立ち入り禁止にして、別の場所から生徒に入っていただくことも考えています。

FNNの調べでは、千葉県内の公立の小中学校、少なくとも17校で休校が決まっています。

また、JRでは在来線で総武本線などの一部区間で運休が続くなど、生活への影響が長期化する可能性が高くなっています。

千葉や神奈川など台風25号の爪痕が残る地域に再び台風の影響が出る可能性が出てきました。

新たに発生した台風26号。
発達しながら西へ進んでいて、週明けの29日(火)に暴風域を伴って強い勢力で沖縄を直撃する恐れがあります。

26日(土)以降は、台風が接近しなくても秋雨前線が活発となり、これまでの雨で地盤が緩んでいるところもあるため、土砂災害などに警戒が必要です。

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