23日夜、新たに台風26号が日本のはるか南の海上で発生し、現在は30km/hの速さで西北西へ進んでいます。
台風で活発化 秋雨前線による大雨も
台風本体による荒天だけでなく、秋雨前線による大雨にも警戒が必要です。
台風は大量の暖かく湿った空気を運びます。この空気が前線付近に流れ込むことで、雨雲が発達しやすくなります。
気象情報ではよく「台風が前線を刺激する」と表現しますが、冷たいペットボトルを外に出したとき、暖かく湿った空気ほど表面に結露ができやすいのと似たイメージです。
台風が運ぶ暖かく湿った空気が、前線付近の冷たい空気とぶつかることで、ペットボトルが結露するのと同じようにして、雲粒や雨粒が作られます。
つまり、前線付近で雲が発達し、雨雲が強まるのです。

今週末は台風が沖縄付近へ近づく一方、秋雨前線が九州から関東の太平洋沿岸付近に停滞する見込みです。そのため、台風から離れた地域でも、太平洋側を中心に激しい雨や大雨となるおそれがあります。
土砂災害や河川の増水・氾濫、低地の浸水に十分注意してください。
大雨の範囲拡大や期間が長引くおそれ
台風26号は今後、沖縄の南で進路を北寄りへ変え、その後は動きが遅くなる可能性があります。
また、秋雨前線の位置によっては、大雨となる範囲が広がったり、雨の期間が長引いたりするおそれもあります。
今後の台風だけでなく、前線の動向についても、最新の気象情報をこまめに確認するようにしてください。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】

