台風25号による被害が拡大しています。
千葉県の印旛沼では堤防が決壊し、大規模な冠水が続いています。
千葉県の成田市や印西市にまたがる印旛沼で22日、堤防が決壊し大規模な冠水が発生。
茶色く濁った水が周辺の住宅地や農地を飲み込みました。
印旛沼から町に流れ出た水が道路を分断し、白波を立てながら河川に合流する箇所もありました。
堤防が決壊した影響で田畑が水に完全につかってしまい、ガードレールやコンテナ型の店舗なども浸水してしまっているのが分かります。
自宅が浸水した女性は、決壊したときの状況を「朝6時くらいに近所の方から『(堤防が)決壊した』と電話があって。いったん息子の家に避難して、帰ってきたときはこっちの方まで水がいっぱいになって変わり果てた状態。こんなの見たことないから、まるで夢を見ているような状況」と振り返ります。
印旛沼でコイの養殖を営む男性は、網が破れ500匹ほどのニシキゴイが逃げてしまったといいます。
印旛沼でコイの養殖を営む男性:
(復旧には)1カ月ぐらい…もっとかかるかもしれない。いつ復旧するかわからない。ちょっと心配している。
台風の被害は冠水だけではありません。
深刻なのは、現在も続く大規模停電です。
千葉県では、23日午後11時時点で約1万8360軒が停電しています。
市原市の住宅を取材すると、台風が直撃してから電気と水道のない暮らしが2日間続いていました。
自宅が停電した住人:
ここに(食材が)入れてある。水は大丈夫、食品はダメ。においがしています。(水が)全然出ない。こうやってもダメ。この懐中電灯とランタンと…。不便です、本当に。自分が実際になったらやっぱり大変。
甚大な被害をもたらした台風25号。
千葉・印西市では60代の男性が死亡しました。
さらに、土砂崩れにより安否が分からなくなっていた鴨川市の70代の男性や、神奈川・三浦市の30代の女性の死亡が確認されました。
死者は10人に上り、行方不明者は4人となっています。
