フランスのマクロン大統領は「力による支配」に警鐘を鳴らし、国連を中心とした国際秩序を立て直すよう訴えました。
マクロン大統領は22日、ニューヨークで開かれている国連総会で演説し、「ジャングルの掟のもとで生きるのか、文明化された国際社会で生きるのか」と述べ、国際的なルールよりも大国などの力が優先される現状に強い懸念を示しました。
その上で、一部の国や企業に力や富が集中していると指摘し、国際法を守り、国連を通じて各国が協力する多国間主義を立て直す必要があると強調しました。
また、パレスチナ自治区ガザについては、人道支援が十分に届いていないとして、「この光景はわれわれ全員の恥だ」と強く批判しました。
ウクライナについては、ロシアによる侵攻を批判した上で、支援を続ける考えを示し、エネルギー施設や民間インフラへの攻撃を停止するよう求めました。
さらに、事実上の封鎖状態が続くホルムズ海峡についても、航行の自由を回復することが「優先事項だ」と訴えました。
AI=人工知能については、アメリカと中国の2大国や一部の巨大企業だけがAIの将来を決めるべきではないと主張し、各国がAIの開発能力を持つとともに、国際的なルール作りを進める必要性を訴えました。
