大型で強い台風25号により、宮城県内でも交通やイベント、稲刈りに影響が出ています。
記者リポート
「午前10時です。台風の影響もあり客足が少ないと予想されていましたが、多くの人が遊覧船を利用しています」
観光地、松島では午前中は雨がやんでいたこともあってか、多くの観光客が訪れていました。
一方、急遽予定を変更した人も…。
福岡県から訪れた観光客
「岩手に今から行きます。ちょっと松島を観光したかったんですけど、台風の進路を見てちょっと早めに移動しようかなと思っています」
群馬県から訪れた観光客
「本当はもう1泊したいんですけど、雨の様子を見て、帰宅を早めるかもしれません」
午後になると次第に雨は強まり、観光客もまばらになりました。
記者リポート
「午後2時半です。橋まであった遊覧船の列が、雨あしが強まり、現在は人が少なくなています」
松島の遊覧船を管理する組合によりますと、9月21日はすべての船が通常通り運航したということですが、台風の状況を踏まえて、50組ほどが予約をキャンセルしたということです。
イベントの中止も相次ぎました。
記者リポート
「こちらのイベント会場では、降り続く雨の影響で、大きな水たまりができてしまっています」
21日から開催予定だったライトアップイベント「YOIAKARI SENDAI」が中止となりました。
プロジェクションマッピングやレーザーで夜の公園を幻想的に彩るものでしたが、スタッフが中止の対応に追われていました。
イベントを主催する合同会社白A 佐々木康平さん
「雨が降ってしまうと、本来のパフォーマンスであったり、危険が及ぶというのもあるので、しっかりと状況が整ったところでお客さんをお迎えできればいいなと思う」
22日以降については、台風の状況などを見ながら開催を判断するとしています。
気仙沼市では初開催の音楽イベント「ISARIBI FESTIVAL」が開始時間をおよそ1時間半遅らせてスタートしました。
観客などの安全確保のため、実行委員会では3日前に開始時間の繰り下げを決定しました。
このイベントは22日も行われ、プロ・アマミュージシャン12組が参加します。
影響は稲刈りにもー。
美里町で50年ほど稲作に取り組む後藤幸太郎さん(70歳)です。
9月15日から稲刈りを始める予定でしたが、長雨の影響で着手できず、天気が好転するのを待っていました。
ところがー。
コメ農家 後藤幸太郎さん
「順調にいけばこの連休中にほとんどの刈り取り作業が済む予定だったんですけど、ちょっとこの天気で台風の動きを見ながらいつからまた再開できるかなと思ってます」
稲刈りは稲穂が濡れた状態で行うと、コンバインの故障の原因になることなどから、稲穂ができるだけ乾いた状態になってから行うのが通常です。
今年のように雨が続くと、稲穂が水分を吸って倒れてしまい、コメの品質低下につながるといいます。
コメ農家 後藤幸太郎さん
「稲刈りの開始が刈り取り適期から10日以上遅れるのは今まで経験したことがないです。できれば今週中に大体のところを刈りたいなと思っています」
交通にも影響が出ています。
陸羽東線では古川駅から鳴子温泉駅の間で、21日午後7時ごろから運転を取りやめるほか、常磐線の特急ひたち号で区間運休が出ています。
