宮城県石巻市のご長寿ボウラーです。「もうだめだと思うまでやる」。ボウリングを続けているワケを取材しました。
御年、95歳!
11ポンド、およそ5キログラムのボールを操るのは…。
石巻市に住む西村新八さんです。
ボウリング歴はおよそ8年、ベストスコアは180です。
西村新八さん(95)
「ここには一週にいっぺんですね、毎週水曜日。祝祭日以外は水曜日にずっと来てます」
ここプレナミヤギでは、およそ8年前から交流や健康づくりを目的とした「健康ボウリングクラブ」が活動しています。
70代から90代のおよそ100人が9つのクラブに分かれて参加していて、西村さんはその中でも最高齢。
日本ボウリング場協会が毎年発表している「長寿ボウラー番付」では「横綱」となっています。
同じクラブに所属
「西村さんは皆さんのお手本。やっぱり元気がいいなと、西村先生ぐらいの歳までやりたいなと思う」
“西村先生”と呼ばれているのは、かつては高校の先生だったからです。今、一緒にプレーする仲間の中には…
「西村さんは高校の恩師。英語の担当の先生だった」
西村さんの教え子も!
西村さんの教え子 高橋政市さん(81歳)
「たまたまここ(ボウリング場)に来たら、恩師がボーリングやっているので、最初遠慮したんですけれども、今は一緒に楽しくやらせてもらっています。私としては、恩師が目標でやっています。恩師がやめるまでは私もやめないです」
西村さんがボウリングを始めたのは今から8年前、87歳のときでした。
きっかけは、1枚のチラシでした。
西村新八さん(95)
「新聞にチラシが入ってきたのを見て、初心者歓迎とか書いていた。スポーツ類一人でやれるのは少ないですから、少し続けてみたいなと思ったのが最初ですね」
いざ始めてみると、スコアが伸びていき、のめり込みました。
西村新八さん(95)
「始めは、やるほどスコア180出したり、これは面白いと思って、やるたびに点数が上がった」
ところが5年、6年と続けるうちにスコアは下降線を辿っていくように…。
西村新八さん(95)
「腕の力がどんどん弱くなり、体力もなくなってきたのが確かで、だんだん点数が下がってきたが初めは嫌な気分になった」
そんな西村さんの考え方が変わるきっかけとなったのが大好きな「読書」でした。
西村新八さん(95)
「いろいろ本を読んで、そんなんでいちいち腹立ててたらプロになるわけでもないから、まずやっているその時が楽しくやれればそれでいいんだということが本に書いてあったので」
自宅には部屋に収まりきらず廊下にも本がぎっしり!これまでに読んだのは、実に2000冊以上!
西村新八さん(95)
「図書館で借りた本をここに全部書いてますけれども、21日は5冊借りてきましたけど、2週間で5、6冊は読んでいます」
1人でもできると思って始めたボウリング。そのやりがいを、スコアではなく、人とのつながりに見出すようになりました。
西村新八さん(Q.ボウリングの楽しさは?)
「仲間と楽しめることだね。ここには褒める人がいてもけなす人はいないから、皆さんから若さもらって返ってくるようなもの。やっぱり楽しみですね」
人と会い、笑顔になれる時間がある。西村さんはこれからも、仲間のいるこの場所に通い、腕を振り続けます。
西村新八さん(95)
「ボウリングは何歳までというか、もうきょうはだめだなとなるまでやろうかなと思っています。あと1、2年くらいはやれそうな気がするんですけどね」
