10月の酒税改正に先立ち、飲食店や小売店では消費者を取り込む動きが激しさを増しています。
ビールや発泡酒、さらに第3のビール。
これまで異なる税率が適用されてきましたが、10月の改正で“一本化”されます。
例えば350mlの場合、これまでの税率はビールが約63円で、発泡酒と第3のビールは約47円でした。
これが10月から約54円に統一されることで、ビールは約9円下がり、発泡酒や第3のビールは約7円上がることになります。
こうした背景を受け、各メーカーでは第3のビールの麦芽比率を高め“ビールに格上げ”させる戦略が加速。
飲食店や小売店も酒税改正を商機と捉え、あの手この手で消費者の囲い込みを目指しています。
ビールのお供に相性抜群のギョーザ。
「肉汁餃子のダンダダン」では、ビールの減税に先駆け、18日から通常658円の生ビールを55円引きで提供します。
来店客からは、酒税改正について「もうつらいことが多いからね。高くなろうが安くなろうが飲まないとやってられない」「家では発泡酒とか飲んでいるので、結局差し引き0かな」などの声が聞かれました。
「肉汁餃子のダンダダン」ではお得感を打ち出し、来店客の増加につなげたいといいます。
肉汁餃子のダンダダン・井石裕二社長:
(酒税改正で)ビールが世間で再度注目が集まってくる。改めて餃子とビールのおいしさ・相性の良さをより多くのお客さまに知ってもらいたい意図がある。
一方、イオンリテールでは、16日から発泡酒などのまとめ買いを促す特設売り場を設置。
狙うは“駆け込み需要”の取り込みです。
9月に入り、発泡酒などを中心としたケース販売は前の年の同じ月に比べ約50%増加していて、改正直前の週に酒類の売り場面積を2倍にする計画です。
イオンリテール リカー商品部・加藤修一部長:
よりお買い得な商品を提供することで、市場全体が活性化して期待に応えたい。
酒税改正まで残り2週間ほど。
消費者の取り込み競争は激しさを増しています。
