モモなどの果物のほか、サクラの木の内部も食い荒らす「クビアカツヤカミキリ」。
長野県内で被害が拡大する中、「天下第一の桜」といわれる伊那市の高遠城址公園でパトロールが行われました。
サクラの名所・伊那市の高遠城址公園で9月18日に行われたパトロール。
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害がないか、木を一本一本調べました。
東アジア原産の「クビアカ」。
幼虫はモモなどバラ科サクラ属の木の内部を食い荒らし、枯れさせる恐れがあります。
県内では2026年に入り、佐久地域を中心に被害が拡大。
東御市ではサクラの木3本が被害を受けたほか、17日、辰野町では上伊那地域で初めてクビアカの死骸が確認されました。
これに危機感を募らせているのが「天下第一の桜」といわれる高遠城址公園です。
固有種のタカトオコヒガンザクラが約1500本植えられていて、死骸が見つかった辰野町の住宅街からは直線で15キロほどの場所にあります。
早期発見と防除が被害の拡大を防ぐには重要で、パトロールは予定を早めて行われました。
県や市の職員が、被害の目印となる幼虫のフンと木くずが混ざった「フラス」がないかを見回りましたが、18日のパトロールでは確認されなかったということです。
県上伊那地域振興局 環境・廃棄物対策課 堀内孝信課長:
「被害を受けていると、虫が入った穴からふん状のものを出す。そうしたフラスが見られないかを根元を中心に1本1本見回りをした」
県は、被害を見つけたらすぐに連絡してほしいと呼びかけています。
また、県は「クビアカ」が長野市で初めて確認されたと発表しました。
篠ノ井地区の住宅街で成虫1体を住民が発見し、県に連絡したということです。
県と市が発見された場所の周辺を調査していますが、いまのところ被害は確認されていないということです。
