東京都内にある1軒の住宅の前に滑り込む1台の車。
車から出てきたのは、短パンにサンダル姿の男です。
男は設置された屋根付きの箱に近づくと、扉を開けて中をガサゴソ。
何かを取り出し車へ。
そしてすぐに戻り、再びガサゴソ。
男が大量に運び出していたのは本です。
男の行動は続きます。
途中、近くを自転車が通りますが、男は全く動じる気配はありません。
行ったり来たりを繰り返すこと、実に5往復。
男は、わずか1分半ほどの間に約60冊の本を持ち去っていったのです。
ここは、地域の人から読まなくなった本を集めて無料で貸し出している「まちかど図書館」。
善意で成り立つ交流の場でのこうした男の行動に、管理している女性は「こんなに大量に持っていく人はいないので、盗難だと思っている。たぶん売っちゃうんじゃないかと」と話します。
女性によると、持ち去られた本は寄贈されたばかりの小説などで、実に約60冊。
いまだ1冊も戻ってきていないということです。
“まちかど図書館”の管理人:
(本を)寄贈された方に本当に申し訳ない。名乗り出てくれなくても返してくれたらうれしい。
