15日、午後になっても各地を激しい雨が襲っています。
和歌山市では午後2時ごろ、急激に空が暗くなると激しい雨が地面を打ち付け、道路を走る車はライトをつけて慎重に走行していました。
時には嵐になる場面も。
木々は折れそうな勢いで揺れ、猛烈な雨風がごう音を響かせていました。
激しい雨は徳島県でも。
マンホールから激しい勢いで水が噴き出しています。
住宅の窓から庭を映した映像には、激しい雨が地面を打ち付ける様子が捉えられ、周囲にはごう音が響き渡っていました。
さらに、道路は一面冠水状態に。
すでに雨は収まっているようですが、短時間で激しい雨が降ったことが分かります。
秋雨前線が南下してきた影響で大気の状態が不安定となり、15日も活発な雨雲に見舞われた日本列島。
東京では9月に入り、15日間連続で雨を観測するなど記録的な長雨となっています。
こうした中、心配されるのは、シルバーウィークを直撃するかもしれない台風です。
日本のはるか南にある熱帯低気圧、いわば“台風のたまご”が15日夜までに台風になる予想が出ています。
気象庁の最新のシミュレーションによりますと、活発な雨雲は22日ごろにかけて沖縄付近に進みます。
秋雨前線を刺激することで、今週末から始まる秋の大型連休・シルバーウィークを雨が直撃する恐れがあります。
観光地ではどのような影響を及ぼす可能性があるのか。
訪れたのは、千葉県にある体験型動物園「市原ぞうの国」。
広場にゾウが集まり、パフォーマンスをしていました。
ゾウが鼻で筆を持ち、画用紙に向かって絵を描いていましたが、15日も雨が降ったりやんだりを繰り返し、完成した絵には雨のしずくがついていました。
市原ぞうの国・佐々木麻衣副園長:
シルバーウィークは絶対大丈夫と期待していたのですが、どうしようかと。(Q. 雨予報だと入園者は?)10分の1ぐらいですかね。ぞうさんたちも雷雨が怖いですので、その時はおやつタイムも中止になってしまう。
さらに9月に入り、日照時間が少なく悪天候に見舞われる日が多くなる中、秋の代名詞、紅葉にも深刻な影響が出始めていました。
週末に迫るシルバーウィークも雨模様の予報が出ている中、すでに秋のレジャーにも心配の声が。
訪れたのは、花寺として知られる紅葉スポットの1つ、群馬県の「吉祥寺」。
樹齢50年の木々が多いという境内を副住職に案内してもらうと、前回の台風の影響で枝が折れていました。
記録的な長雨が樹木に与える影響は大きいと言います。
吉祥寺 副住職・村上俊英さん:
(Q. 紅葉の枝ですか?)半分なくなっちゃったって感じ。(Q. 雨が続いた影響は大きい?)大きいですよ。水分が多すぎると幹が弱ってきて折れてくる。太い幹は本来強いはずですが、折れると樹形もだいぶ変わっちゃう。紅葉する葉っぱが少なくなるので心配だなという感じです。
さらに、葉っぱ自体にも影響が…。
吉祥寺 副住職・村上俊英さん:
上の部分が枯れてなくなってる。上の部分が枯れてしまうのは、気候不順とか何かの影響があって変わってしまう。
台風や長雨で、紅葉にもさまざまな影響を及ぼしていたのです。
そんな中、15日夜にも新たな発生が予想される台風。
18日の午後には強い勢力で小笠原を通過したあと、予想のブレ幅が大きくなるものの、北寄りに進路を変え、日本列島に近づく可能性があります。
台風の湿った空気の影響で広く大雨となる可能性もあるため、最新の動向に注意しつつ、影響に備えた対策が求められます。
