実りの秋を迎え、新潟県産の新米コシヒカリの販売が始まりました。去年の新米と比べ、大幅な値下がりに喜びの声が聞かれる一方で、農業経営への影響が懸念されています。
9月12日、新潟市中央区の農産物直売所で始まった『新米まつり』。開店と同時に多くの客が訪れる中、ふっくらと炊きあがったコメがPRされていました。
【杉山萌奈アナウンサー】
「店頭に新米フェアののぼりとともに新米のコシヒカリが並びました。価格は2500円。去年に比べて2000円ほど下がっています」
JA新潟市では去年、新米コシヒカリを税込み4698円で販売。今年は2700円と、その差は2000円に。
大幅な値下がりに消費者からは喜びの声が聞かれました。
【消費者】
「びっくりした。安くなって喜んでいる」
【消費者】
「家計的にはすごく助かっている」
コメの民間在庫量が過去最高水準となっていることを背景とした値下がりですが、手放しでは喜べないのが現状です。
【JA新潟市 長谷川富明 代表理事組合長】
「うれしい限りだが、残念ながら農家の手取りは去年に比べて4割くらい下がってしまった」
大幅な価格下落は農業経営にとっては打撃となり、肥料や燃料費が高騰する中、離農者の増加につながる懸念も…。
こうした中、JAは新米の販路を広げてコメの在庫を減らしていきたい考えです。
【JA新潟市 長谷川富明 代表理事組合長】
「できる限りの範囲で値段を下げて、コメの需要を喚起し、増やしていきたい」
