高市早苗総理大臣は14日、来日中の国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長と会談し、エネルギー安全保障の強化に向けて日本とIEAが緊密に連携していく方針を確認しました。
会談は総理官邸で午後3時から約15分間行われました。
高市総理は冒頭、アジアでのエネルギー・資源の安定供給を強化するための国際的な支援枠組み「パワー・アジア」など日本が推進・主導するエネルギー政策について説明。日本はこれまで、世界のエネルギー安全保障の確保に向けて、「自由で透明なエネルギー貿易の確保」「石油備蓄の国際協調」「生産国と消費国の連携強化」という3つの柱を国際社会に呼びかけてきたことを紹介しました。
同時に、日本のエネルギー需給構造をさらに強靱(きょうじん)化するため、化石燃料の安定調達の強化とGX(グリーントランスフォーメーション)の加速を両立させる「パワーGX」を打ち出したと説明しました。
高市総理は、今後、この「パワーGX」の取り組みを世界に広めて、国際的なエネルギー需給構造の強靱化につなげていきたいとの考えを示しました。
これに対し、ビロル事務局長は、日本が進める「パワー・アジア」や「パワーGX」といったエネルギー政策を評価しました。
会談では、エネルギー供給源の多角化や重要鉱物のサプライチェーン強化についても意見交換が行われました。両者は、エネルギーをめぐる国際情勢が厳しさを増す中、日本とIEAが今後も緊密に連携し、エネルギー市場の安定を含む世界のエネルギー安全保障の確保に取り組んでいくことで一致しました。
