今週末からは11年ぶりの5連休となるシルバーウィークが始まりますが、そんな中、大雨への懸念が高まっています。
その理由は、日本の南の海上にある熱帯低気圧です。
15日に台風に変わる見込みで、今後、発達しながら西寄りに進み、今週末には沖縄地方に影響する恐れがあります。
シルバーウィーク中の観光やレジャーへの影響はどれくらい広がるんでしょうか。
14日朝、秋田市で撮影されたのは、一面が水に浸かった街。
水かさは撮影者のひざ下辺りまであります。
撮影者は自宅の庭が浸水したといいます。
撮影者:
ナスとかピーマンとか(育てていた)。多分だめだよね。玄関が浸水する直前までで水が止まってる。
14日朝、秋田市では9月の観測史上最大となる、1時間に69mmの非常に激しい雨を記録。
市内では至る所で冠水が発生。
スピードを落として走る車や引き返す車が見られました。
局地的な大雨は別の場所でも。
三重・津市では、踏切近くで雨水が流れ込み、線路が冠水。
中国地方でも激しい雨が降り、広島・呉市では、たこ焼き店で浸水被害がありました。
たこ焼きコロスケ・オーナー:
雨がすごく強くなって、5分ぐらいして水が逆流し始めて、そこから1分ぐらいで浸水した。18年やってるんですけど初めて。
店は14日、臨時休業したといいます。
秋雨前線の影響で各地で記録的な大雨となった日本列島。
大雨の被害が相次ぐ中、この先、懸念されるのが台風に関する情報です。
次の週末から5連休のシルバーウィークが始まりますが、日本の南に“台風のたまご”となる熱帯低気圧が発生。
最新の進路を見てみると、この熱帯低気圧は15日には台風に変わる見込みで、今後、発達しながら西寄りに進み、シルバーウィークごろには沖縄地方に影響する可能性があります。
不安を口にしたのは沖縄・那覇市にあるホテルの担当者です。
ホテルパームロイヤルリゾート国際通り・高倉直久代表取締役:
台風がまた直撃になってしまうとしたら3回連続。また売り上げ減になってしまう。
沖縄県では8月、書き入れ時である夏休みシーズンに台風が2度直撃。
このホテルでは宿泊客のキャンセルが相次ぎ、新たな台風でさらなる影響が出ないか不安を抱いています。
ホテルパームロイヤルリゾート国際通り・高倉直久代表取締役:
去年はほとんど台風がなくて、今年はもう何度も直撃している。来年は(台風)来ないでほしい。
台風シーズンの9月。
過去には台風がシルバーウィークの列島を直撃し、大きな被害をもたらしたケースがあります。
4年前には、大型で非常に強い勢力の台風14号が鹿児島県に上陸。
九州では冠水被害や土砂崩れが発生しました。
影響は遠く離れた関東でも。
観光客でにぎわっていた東京・お台場では、傘を両手で持ち、強風に耐える人々の姿がありました。
さらに、九州新幹線や山陽新幹線が計画運休になるなど交通にも影響が広がりました。
吉田友海気象予報士は、9月の台風の特徴について次のように指摘します。
吉田友海気象予報士:
9月の台風の特徴は2つあります。1つは「風が強い」ということ。そしてもう1つは「接近しやすい」という特徴があります。9月になりますと、太平洋高気圧の勢力が弱まり、偏西風が日本付近まで南下してきます。この偏西風に乗ってスピードが速くなり、台風の風と相まって風が強くなりやすいんです。先ほど太平洋高気圧の勢力が弱まると言いましたが、これは台風の進路にも影響があります。8月までは太平洋高気圧が張り出し、進路が本州よりも西側を通ることが多いんですが、9月はその勢力が弱まり、本州に近づくことが多くなる傾向があります。
実際に台風の月別平均進路を見てみると、8月は本州の西側を通るルートとなっていますが、9月は東側にずれ込み、本州を通るルートになっているのが分かります。
こういった特徴に加え、さらに2026年はある危険な傾向があると指摘します。
吉田友海気象予報士:
今年は平年に比べ日本の南側の海面水温が約1度高いんです。海水温が1度高いということは、台風のエネルギーのもとになる水蒸気が発生しやすく、台風の勢力も強くなる傾向があるということです。
15日にも台風になるとみられる熱帯低気圧は、今後、西寄りに進み、沖縄地方に近づく恐れがあり、進路によってはシルバーウィークに影響が及ぶ可能性もありますが…。
吉田友海気象予報士:
ヨーロッパのAIによる予測モデルでは、台風の雨雲がだんだんと北上して次第に東寄りに進んで、月曜日辺り、関東にも近づく可能性があります。ただ、こちらコンピューターの計算結果の1つで、まだ変わる可能性があります。最新の情報に注意が必要です。
