8日午後0時半過ぎ、車に乗り込んだのは、元マネージャーの女性らに対する2件の暴行の罪に問われている、デヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ被告(86)です。
8日、東京地裁で開かれた公判で、検察側はデヴィ被告に罰金20万円を求刑。
デヴィ被告は裁判の最後に「わたくしは今日この場にいることが不思議でなりませんが、私の不徳の致すところと反省しております」と述べました。
2つの事件で暴行の罪に問われているデヴィ被告。
2025年2月、東京・渋谷区の飲食店で、自身の事務所の女性従業員に対しシャンパングラスやおしぼりなどを投げつけたほか、2025年10月には渋谷区の動物病院で当時の女性マネージャーに対し、胸や腹を数回殴るなどの暴行を加えた罪に問われています。
2026年6月に行われた初公判では、デヴィ被告は黒いワンピースに10cmほどの高さのハイヒールを着用して出廷。
デヴィ被告側は起訴内容についておおむね認めたものの、シャンパングラスを投げたことについては、「よく覚えていませんが、グラスにシャンパンが入っていたらぬれると思うが、そういったことはなかったと思います」と述べ、否認しました。
また、動物病院での暴行についても一部を否認。
デヴィ被告は「胸を押したぐらいはあると思います。体に触っていないと思います」と語りました。
一方で、2人の被害者に対しては、自らの非を認め、「自制心もなかったので、後悔していますし、反省しています」「わたくし瞬間湯沸かし器みたいなところがあるので、自制心を持って気をつけていきたいと思います」と反省の弁を口にしました。
そして8日、2回目の公判に臨んだデヴィ被告は午後1時過ぎ、東京地裁へ。
デヴィ被告は上下紫色のドレスと紫のハイヒール姿で入廷。
裁判官から、初公判で起訴内容をおおむね認めたことについて間違いないか問われると、「全面的に認めてはおりません。シャンパングラスは投げておりませんし、殴る蹴るはしておりません」と述べました。
検察側は2つの暴行罪について、「動機にくむべき事情がない」とした上で、動物病院で被害者を「蹴っていない」と発言するなど「反省が見られないと」と主張。
デヴィ被告に罰金20万円を求刑しました。
一方、弁護側は「シャンパングラスを投げつけたことは記憶が曖昧。動物病院での事件を含め、短絡的な犯行とのそしりは免れないが、計画性はなく、被害者は負傷していない」と反論。
事件後、番組の降板や講演会のキャンセルなど、違約金で約9000万円の経済的損失があり、社会的制裁を受けているなどとして、罰金刑が相当と述べました。
デヴィ被告は、裁判の最後に「わたくしは戦争・クーデター・暴動を経験してまいりました。日本、昭和・平成・令和と変わってきました。また日本人も変わりました。わたくしは今日この場にいることが不思議でなりませんが、わたくしの不徳の致すところと反省しております。裁判所におかれましては、慎重なご判断をお願いいたします」述べました。
判決は10月6日に言い渡される予定です。
