28日で震度7を観測した熊本地震から1カ月となります。
いまだ被害が色濃く残る被災地。それでも新たな一歩を踏み出そうとする姿がありました。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、現地から中継を交えて被災地の現状を伝えました。
■ 最大震度6強の八代市、13日連続猛暑日のなかで
熊本県八代市では、28日も気温がすでに35度を超えています。これで13日連続の猛暑日となっています。
八代市では26日、観測史上最高の39.2度を記録していて、厳しい暑さが続いています。
地震発生から1カ月が経過した現在も、倒壊したままの住宅が市内各所に残っています。
■ 通学路をふさぐ倒壊家屋 ボランティアが安全確保へ
倒壊した住宅が歩道を塞いだ状態になっていました。この歩道はすぐ隣にある小学校の通学路です。
八代市内では28日、始業式が行われ、来週から本格的な通学が始まります。
それを前に、ボランティアの人々が通学路の安全確保のために活動を続けています。
猛暑の中での作業のため、こまめに休憩を取り、互いに体調を声かけしながら進めているといいます。
クレーンを操作するボランティアの中には、熊本の元消防職員もいます。自身の技術を最大限に生かして被災地を支えようとする姿がありました。
■ がれきの下のランドセル無事発見 始業式へ
また全国各地から集まった消防士たちが、休日や夜勤明けにもかかわらずボランティアとして被災地を訪れ、がれきの中から住民の”思い出の品”を探す活動を続けています。
捜索が続けられていた、倒壊家屋の中に残されたランドセルが27日、無事に見つかりました。
持ち主の子どもは28日、そのランドセルを受け取り、「うれしそうに始業式へと向かった」と父親が話しています。
「そういう小さなところから、日々の日常の活動を少しずつ取り戻す、そんなことが大切だと感じた」と現地を取材した福光理人ディレクターは伝えました。
■ ボランティア団体代表「時が止まっている方も多い」
現地でボランティア活動を続ける団体「災害NGO結」の代表・前原土武さんは、東日本大震災をきっかけにボランティアを始め、10年前の熊本地震や2024年の能登地震でも活動してきた経験を持ちます。
今回の活動での課題について、前原さんはこう語りました。
【前原土武さん】「やっぱり暑さが一つ特徴で、この暑い中で災害支援を行っていかないといけない。住民が納屋の中で生活している方々も結構多いので、そういった方々の暑さ対策と、生活用水をどう確保するかが一つの課題です」
震災から1カ月がたち、被災者の変化については…。
【前原土武さん】「復旧が進んでお家に帰れる方もいるが、今もまだ納屋の中や車中泊をしている方もいる。まだ時が止まって、これからどういう生活になっていくのか、悩んでいる方々も多いように見受けられる。
避難したくても避難できない。様々な課題や悩みを抱えている人たちにどうやって寄り添いながら支援を展開できるか、といつも思っています」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年8月28日放送)
