みなさんは「ワンハンドグルメ」という言葉、聞いたことはありますか?
いま注目されている食べ物のジャンルのひとつなんだそうです。
いったいどんな魅力があるのか川路アナウンサーが取材しました。
ワンハンドグルメとは、ワンハンド=つまり片手で持って食べられるグルメのこと。
街角調査の最中も片手においしそうなものを持って歩く人の姿が。
「抹茶のクレープです。食べやすくて食べ歩きもしやすい。結構いいです」
こちらのお子さんたちも。
「焼きたてだからあったかくておいしかった」
「時間がなくても簡単に食べられる。小腹を満たせる点がいい」
全国的にもブームになっているワンハンドグルメ。
取材班が天文館の商店街を歩いてみると提供するお店は41軒ありました。
いったいこのブームはどうしてうまれたのか。
若い世代の動向を分析しているSHIBUYA109lab.の研究員、渡嘉敷瑠音さんにその背景を聞きました。
SHIBUYA109 lab. 研究員・渡嘉敷瑠音さん
「我々の方ではアテンションデトックスと定義しているものがある。スマホは持っていて写真は撮りたい。けどSNSは一旦見ない。写真撮影や他の体験は楽しみながらお散歩する。お店に入らなくても 歩きを楽しみながらも楽しめるフード・ドリンクというところで(ワンハンドグルメの)トレンドに拍車がかかっている。勢いをつけているのではないか」
お散歩でSNSからは一旦距離を置くけど映える写真は撮りたい!
そんな若い世代の気持ちを叶えてくれるのが、ワンハンドグルメなんだそうです。
さらに。
SHIBUYA109 lab. 研究員・渡嘉敷瑠音さん
「何かをしながら、お腹をうめられる。金額もお店の中に入って食べるよりは抑えられる。タイパ・コスパの部分でかなりワンハンドフードはハマる」
手軽さとコスパを兼ね備えたワンハンドグルメ。
中でも人気が高かったのは。
「食べやすい、歩きながらでも」
「クレープとか」
「クレープ」
2024年、鹿児島市の中央町にオープンしたイマムラクレープです。
イマムラクレープ 店主・浜園千聖さん
Q.どういった経緯で開いた?
「本店が千葉にあって、鹿児島でも流行ればいいなと」
飲食店の経営は初挑戦の浜園さん。
千葉県に本店があるヤマグチクレープのフランチャイズ店としてお店を始めました。
親子2人で始めたお店。多い日で1日200個のクレープが売れる人気店になりました。
一番人気は甘くておいしい王道のバナナチョコ。
さらに最近、お昼どきによく売れるメニューがあるといいます。
バター香るクレープ生地にたっぷりのエビ、アボカド、レタスをのせてオーロラソースで仕上げたボリューム満点のサラダクレープです。
川路アナウンサー
「生地もっちもちですね、かなり分厚い。ほんのりあまじょっぱい。アボカドもとろっとなめらかでおいしいです」
仕事のお昼休みやちょっとした休憩に買いに来る人も多いそうです。
店長さん
「忙しい中でもちょっと息抜きになったり、みなさんの活力になれればいい」
食事としても、スイーツとしても、手軽に食べられる!
クレープはまさに、ワンハンドグルメの代表格といえそうです。
そして、専門家がいま注目しているのがー。
渡嘉敷さん
「お餅に注目しております」
お、おもち?
渡嘉敷さん
「様々な味の種類を楽しめたりカスタムできる。お餅系スイーツかなりきている」
川路アナウンサー
「おもち?って思うじゃないですか。でも見つけちゃったんですよ、鹿児島でも新たなお餅、まっこち餅!」
出しているのは、天文館中町ベルク通りにあるやぶ金。
鹿児島で長年愛されるうどんの専門店のはずですが・・・?
Q.昔からあったものではないですよね?
「新商品です」
やぶ金 天文館店・追立真依店長
「新しい名物を作りたくて作った商品」
もち粉を毎朝手作業でこねて、成形。
やさしい甘さのつぶあんを中に包みます。
両面をこんがり焼き上げたら・・・まっこち餅の完成です。
Q.名前の由来は?
「鹿児島弁の『まっこち』(=本当に)です」
Q.まっこち餅の意味は?
「本当の餅!」
川路アナウンサー
「中のあんこがほんのり甘くて何口食べても食べ飽きないやさしい甘さです。お正月とかにおばあちゃんが焼いてくれたような、そういう素朴で懐かしい味がします」
味は懐かしい新たな名物、まっこち餅。
2025年3月に販売を始め、すでにファンがたくさんついています。
週に8回くる常連さん
「餅好きで、いつももらってここで」
片手でサクッと食べられる手軽さと、中にたくさん詰まったおいしさ。
ワンハンドグルメは忙しい私たちを助けてくれる身近な幸せなのかもしれません。
