鳥取県伯耆町の植田正治写真美術館で前の館長が入館料約2600万円を横領していたことが発覚しました。
伯耆町は、この前館長を8月27日付けで懲戒免職処分とし、刑事告訴する方針です。
伯耆町・小澤町長:
謝罪心より深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
公金を横領したのは、伯耆町立植田正治写真美術館の53歳の前館長です。
町によると前館長は、2019年度から昨年度までの在任中美術館の入館料を町の会計に入金せずに横領したということです。
町の調べでは、横領額は在任7年間で約2600万円に上り、本来の全入館料収入の23%を横領していたとしています。
今の館長が決算資料を作成した際、入館者数や収入の集計データが実際よりも少なく記載されていることを見つけ、前館長による数値の改ざんが発覚しました。
前館長は横領の事実を認め、「すべて生活費と住宅などのローン返済に充てた」と話しているということです。
町は美術館から転出して公民館長を務めていた前館長を27日付けで懲戒免職処分とし、加えて業務上横領の罪で刑事告訴に向けた準備を進めています。
植田正治写真美術館は境港出身で世界的な写真家の故・植田正治さんの作品約1万2000点を収蔵する有名美術館で鳥取県を代表する観光スポットのひとつです。
昨年度も国内外から2万5000人が訪れている町のシンボル施設での不祥事に町長も…。
伯耆町・小澤町長:
植田先生の顔に泥を塗るようなことをしてしまい、心よりおわび申し上げる。
信頼回復を1日でも早くできるように、全力を挙げて取り組む。
小澤町長は自らの給与カットを町議会に提案するとしたうえで、原因究明と再発防止策の策定にあたるとしています。
