ニセ警察詐欺についてTOSは犯行グループがかけてきた電話の音声を独自に入手しました。男たちが警視庁や千葉県警を名乗り巧みに相手をだまそうとする一部始終です。
≪実際の音声≫
◆50代男性
「自分になんの容疑がかかっているのか」
◆警視庁を名乗る男
「千葉で起きた事件について(50代男性)の名前が浮上して何か関係があるのかと思い連絡した。事件と聞いて何か刑事から連絡が来るような心当たりはないか」
これは8月20日、大分市内で飲食店を経営する50代の男性のスマートフォンにかかってきた通話の音声です。
◆50代男性
「業者からかなと思って電話をとったら警視庁のウラシマですっていう電話がかかってきた」
電話の相手は警視庁の警察官を名乗るウラシマという男。千葉県で発生している何らかの事件に関与しているなどと話を持ちかけてきました。
男性はすぐに詐欺の電話と気付きましたが、手口を知るために騙されたふりをして電話を続けたといいます。
仕事のため一旦電話を切りましたが再びスマートフォンが鳴ります。
ここから、犯人の男が本格的に詐欺を仕掛けてきます。
≪実際の音声≫
◆警視庁を名乗る男
「今回の事件で(50代男性)のキャッシュカードが関係していて『タカハシケント』を主犯格とする大きな詐欺グループ事件の捜査を我々進めている。家宅捜索をしたところ大量の他人名義のキャッシュカードと携帯電話を押収して、キャッシュカードの1枚に今回、 (50代男性)名義のものが含まれていた」
◆50代男性
「そうなんですか」
偽りの詐欺グループ事件に関与を疑われた男性はキャッシュカードに心当たりがないことを伝えます。
すると男は。
≪実際の音声≫
◆警視庁を名乗る男
「身分証を持って千葉県警に足を運んでもらいたいというのがまず1点、その際に20日間勾留を請求する。いまからこの電話を千葉県警の担当の警部に繋ぎます」
すると電話が別の男へと転送されます。
電話に出たのは千葉県警を名乗る別の男。
男は執拗に男性がいま一人で電話をしているのか、長時間、電話をすることが可能かどうかを聞いてきます。
そして男性が時間が無いことを伝えると…。
◆千葉県警名乗る男
「時間ギリギリまでって、そんな後回しにできる話ではない」
男が少し高圧的に話してきたところで男性が詐欺に気付いていたことを打ち明けると相手から電話を切られました。
◆50代男性
「思ってた以上に手がこんでるなと思った。やっぱり卑怯です、本当に」
26日も大分市で1000万円以上の被害が確認されたニセ警察詐欺。
県警によりますとこの詐欺では身の潔白を晴らすためと言って金を要求してくることが多いということです。
◆県警安全・安心まちづくり推進室長畑陽子室長
「非常に動揺してしまうと思うが落ち着いて、深呼吸をして相手の名前や所属、役職を聞いて相手のペースにはまらずいったん電話を切ってもらいたい。そして近くの警察署に相談してもらえたら」
自分のスマートフォンにも電話がかかってくるかもしれないニセ警察詐欺。県警は「警察がお金を要求することは絶対に無い」と注意を呼びかけています。
