子どもから大人まで人気の「ポケットモンスター」。そのポケモンの世界一を決めるゲームなどの公式大会には、国内から3万人を超えるプレーヤーが今年参加しました。そこで世界への切符をつかんだ富山県内の中学生を取材しました。
世界中で人気のポケモン。今年6月、横浜市でポケモンのゲームやカードの日本一を決める大会「ポケモンジャパン チャンピオンシップス2026」が開かれました。
大会競技のひとつである「ポケモンチャンピオンズ」というゲーム。ポケモンを2匹ずつ同時に戦わせる「ダブルバトル」が特徴で、相手が次に何をしてくるのか、高度な読み合いと知識が求められるゲームです。
このゲームで世界大会への出場を勝ち取った富山県小矢部市の中学2年生、福江悠大さんです。
3万3000人以上がエントリーした国内予選でベスト32に入り、今月28日にアメリカ・サンフランシスコで行われる世界大会への出場を決めました。
幼いころからポケモンが好きだったという悠大さん。
小学5年生の時に本格的にゲームをはじめ、その翌年にはなんと国内予選で1位となり、世界大会では5位に入りました。
その後も、中学生以上が参加するシニア部門にカテゴリーを上げ、小学生時代のライバルが次々予選敗退する中、熾烈な戦いを勝ち抜き、世界大会に出場し続けています。
悠大さんの強さの秘訣はその分析力です。
*福江悠大さん(13)
「きのう振り返って改めて考えてその戦術がしっかりと通用した」
過去に苦戦した相手を分析し、見事勝利を納めました。
大会では実際に顔を合わせての対決。表情をコントロールすることも勝敗を左右する大事な要素だといいます。
*福江悠大さん(13)
「表情にはださないようにしている。出来る限り。相手にちょっとでも情報を渡さないために。まだ焦るときじゃないと言い聞かせて表情を落ち着かせている」
またゲームとの向き合い方にも悠大さんの強さの理由があります。
*福江悠大さん(13)
「(学校の)勉強はちゃんとやらないとさすがにダメだと思ってやっている。(ゲームばかり)やりすぎると見る目も変わる」
そして今年、悠大さんの世界を目指すための環境が大きく変わりました。
世界大会を前に富山県高岡市を拠点とするプロeスポーツチーム「RAYN」と中学生として初のプロ契約。契約期間は1年間で世界大会への渡航費などの支援を受けます。
*福江悠大さん(13)
「(契約が決まったときは)えっ、みたいな感じ。人、間違ってないかなみたいな。(ユニフォームを着ると)テンション上がる。やったーみたいな」
*eスポーツチームを運営する ZORGE 堺谷陽平社長
「安定して結果を出すのはそう簡単ではない。ぜひチームに入ってほしいと声をかけた」
そして悠大さんが大会前に必ず訪れる場所があります。父・翔太さんの実家である小矢部市のお寺です。ここには、日本有数の必勝祈願の象徴大元帥明王が祀られています。
*福江悠大さん(13)
「「自分の読みが上手くきまるように」と。「対策しきれないところが出てこないように」とお願いした」
悠大さんを身近で支えてきた父の翔太さん。世界大会の舞台にも親子で向かいます。
*父・福江翔太さん
「やれることをしっかりサポートしてあげたい。体調面とか」
4回目となる世界への挑戦。悠大さんが世界一を目指し続ける理由とは。
*福江悠大さん(13)
「(世界一は)かっこいいから、基本的には。誰でもなれるわけではない。「かっこいいな」みたいな」
好きなポケモンで目指す初の世界一。悠大さんの挑戦に注目です。
