広島の気になるニュースを深掘りする「ツイセキ」です。
東広島市で開発・製造されている一人乗り用の電気自動車。
今、企業からの需要を掘り起こそうとプロジェクトが新たな動きを見せています。
今月、東広島市内の銀行の駐車場に1台の車がやってきました。
車の中から出てきたのはなんと「車」です。
【行員たち】
「すごい」「かわいい。すごくかわいい」
東広島市の「KGモーターズ」が開発・製造した超小型EV「mibot」です。
2022年に設立されたスタートアップ企業で車づくりの素人だったYouTuberたちが一から新たな「モビリティー」をつくり上げました。
「mibot」は一人乗りで、最高時速は60キロ。
原付ミニカー規格に分類されるため車検は不要で、一度の充電で100kmを走ることができます。去年12月から一般ユーザーへの納車を始め少しずつ「mibot」が街中を走り始めるようになりました。
【行員は】
「びっくりました。車の中から車が出てきたのでそんなことは今まで見たことがないので」
東広島市の中国銀行西条ライフプランセンターで今月から新たに業務用の「モビリティー」として導入されることになり、行員の出迎えを受けながら納車されました。
【KGモーターズ 横山文洋さん】
「ここを起点に全国の銀行さんでも同じような業務を、二輪と車の中間にあたるところをmibotで置き換えていければコストや環境負荷も減らしていけるんじゃないかなと」
今までは、顧客先の訪問といった1人での短距離移動でも軽自動車で出かけることが多かったと言います。
【中国銀行西条ライフプランセンター 谷隈正嗣センター長】
「率直な印象は非常にかわいい。小回りがきくので2台目の車とかそういうものにしても非常にいいのかなと個人的に思います」
KGモーターズの「mibot」はこの春、岡山県内の中国銀行の複数の拠点で実証実験を重ね、業務利用の可能性を探ってきました。
【KGモーターズ楠一成CEO】
「事業用のほうもですね、同じように一人乗り短距離、荷物もそこまで持たない業務のところで非常に注目をいただいております。実際に見てかわいいという声だとかもの凄く好意的に捉えてもらっているのは本当にありがたいなと」
KGモーターズはいま法人や自治体での活用に力を入れていて、今年6月からは東広島市役所の公用車として訪問業務に使われるなど、一人乗りの「mibot」ならではの活躍の場が広がってきています。
