20日夜、神戸市灘区の交差点で起きた事故。
事故直後の映像には、レッカー車とけん引されていたトラックがガードレールを突き破っている様子が映っています。
交通規制は一夜明けた21日午前11時ごろに解除されましたが、事故が起きてから20時間以上が経った21日夕方も、レッカー車が突っ込んだ場所の近くでは、電気工事の車10台ほどが止まっていて、電気工事が行われています。
新しい電線を貼り直して、周りの電線をそれに接続しているという、そういう工事をしているようです。
■目撃者が当時の状況を証言 さらに「事故がよくある場所」…
事故が起きたのは20日午後8時10分ごろ。
大型トラックをけん引中の大型レッカー車が電柱などに衝突しました。
レッカー車とトラックの運転手にけがはありませんでしたが、対向車線で急ブレーキをかけるなどした3人が首の痛みを訴えるなどの軽傷です。
一時周辺の430軒が停電しました。
目撃した人は事故の状況を「シュンといったんですよ。えっと思って覗いたら煙と音でボーンといってバチバチといったんで、これはあかんわと思った」と話します。
そして、この道の“危険性”についても証言。
【目撃した人】「ここは六甲山から降りてくる車が、みんなブレーキが“焼けて”突っ込んだりよくあるんで、事故がよくある場所なので怖かったです」
■事故現場までに傾斜きつい坂道とカーブが続く「六甲有料道路」
取材にあたった鈴木記者は周辺の状況も含めて最新情報を伝えた。
【鈴木記者】「(現場の北側に)神戸大学があります。それから団地などもありまして、学生や住民など、歩行者もちらほらというような場所ですが、車の数が多いです。
夜になるとかなりスピード出しておりてくる車もあるということなんです」
事故現場は六甲有料道路から繋がっている道路。
六甲山有料道路は傾斜のきつい坂やヘアピンカーブが続き、ここでトラックが故障したためレッカー車がけん引していたということです。
■「フェード現象」が事故原因の可能性 警察は重点対策路線として注意を呼びかけ
【鈴木記者】「レッカー車の運転手は「ブレーキがきかなくなった」と話していて、警察は“フェード現象”が事故の原因の可能性があるとみています」
フェード現象とは、下り坂などでブレーキを繰り返し使うことで機器が悪くなることです。
実は、今回の事故現場付近では過去にも大規模な事故起きていました。
【鈴木記者】「7年前にも、この同じ坂道で、現場から今回の現場から南側なんですが、トラックのブレーキがきかなくなって、車や歩行者を次々とはねるという事故がありました。
レッカー車はトラックも牽引していたことから、非常に重さがあり、足のペダルで操作するフットブレーキだけではもたず、ブレーキが熱を持って焼けてしまったのではないかと思われます」
警察は同じような事故が多発していることで、この道路をフェード現象重点対策路線として、注意を呼びかけています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年8月21日放送)
