大阪・関西万博の会場工事を巡り竹中工務店の元所長の男が逮捕された背任事件で、水増しを指示されたとみられる下請け業者の代表取締役の代理人弁護士が取材に応じました。

代表取締役は弁護士に対して水増し請求の事実を認め、「発注側の所長からの要望に従わざるを得なかった」などと説明しているということです。


■河井容疑者 “水増し指示”を繰り返していたか

竹中工務店で万博工事の総括作業所長を務めた河井辰巳容疑者(61)は、奈良県の下請け業者に会場関連の工事費を水増しして請求するよう指示し、会社に1300万円余りの損害を与えた疑いが持たれています。

警察によると、河井容疑者はこの下請け業者を通じて発注した自宅などのリフォーム費用に、水増しした金を充てたとみられています。

警察は、河井容疑者が現場責任者の立場を利用して業者に水増しを繰り返させていたとみて、詳しく調べています。

■下請け業者代表取締役の弁護士が取材対応「従わざるを得なかった」

この水増し請求を指示された下請け業者の代表取締役の代理人弁護士が21日午前、取材に応じました。

弁護士によると、代表取締役は、河井容疑者から指示された通りの金額で水増しの請求書を出していたと認め、「発注側の所長から下請けにそういう要望があったので従わざるを得なかった」と説明しているということです。

一方で、この下請け業者は水増しによる不正な利益は得ておらず、河井容疑者の自宅などのリフォーム工事では、むしろ費用がかさんで損失が出たと話しているということです。

関西テレビ
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