「学生の街」でもある京都で日常生活に欠かせないのが自転車。
自転車を利用する人の割合は全国平均よりも高くなっていますが、危険運転のほか、放置自転車が道を塞ぐなど自転車をめぐるトラブルも起きています。
そんななか、今月、京都や大阪で不正駐輪対策を進めるためのアプリが誕生しました。
その背景にあるのが、“見せかけ駐輪”と呼ばれる不正駐輪です。
■“見せかけ駐輪”が横行
京都市は、放置自転車が多いエリアに駐輪場を整備するなど対策を続けていて、実際に、撤去台数が大幅に減少するなど、効果も生まれ始めています。
一方で、その駐輪場で横行する、ある手法での不正駐輪が、いま、大きな課題に。
駐輪場の管理や運営を担う団体に案内された先で目にしたのは…
【京都市都市整備公社 梅林皇騎さん】「奥まで押し込まないでロックをかけない状態で、停めているようにしているいわゆる“見せかけ駐輪”。これが一番多い」
記者も探してみると…
【記者リポート】「こちらの黄色い自転車、よく見てみると奥まで押し込まれておらずロックがかかっていない状態になっています。こちらの自転車もロックされていません」
この“見せかけ駐輪”を中心とした不正駐輪は、京都府内でなんと年間およそ5万件あり、その被害額は750万円にのぼると推計されています。
■“見せかけ駐輪”対策のアプリ「ガチャリン」
【京都市都市整備公社 梅林皇騎さん】「巡回員さんだけの力では限界があるような形になっていて、なかなか手の届いていない駐輪場に関しては、市民の方に一般参加型でしていただける、何かいい案はないかなと」
そこで、今月誕生したのが“見せかけ駐輪”対策のアプリ、その名も「ガチャリン」です。
【京都市都市整備公社 梅林皇騎さん】「『ガチャリン』というアプリを開発しました。不正駐輪を見つけて、是正していただくことによって、ポイントをプレゼントする新感覚“ポイ活”アプリです」
■「ガチャリン」の仕組みは
使い方はとってもシンプル。
対象となっている京都や大阪などの駐輪場で、不正駐輪されている自転車を見つけたら、自転車を正しく駐輪されるよう押し込みます。
そして、撮影した写真を添付し、アプリ内で報告。
報告が確認されると、AmazonやPayPayで使える20円相当のポイントが付与されます。
■正しく駐輪されたかどうかはAIで判定
正しく駐輪されたかどうかの確認については…
【京都市都市整備公社 梅林皇騎さん】「こちらの方でAIを使ったもので判断させていただくので、割とすぐにポイント付与されるものになってます。
皆さんがより良い気持ちで駐輪場を使えるようになっていければなと考えています」
1人1人のマナーの向上が求められる駐輪。ルールを守って、自転車を使うことが求められます。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年8月20日放送)
