7月の地震で納豆や豆腐などを製造するマルキン食品の工場も被災しました。地震から2週間後には被災を免れた設備で製造を再開したものの完全復旧の見通しは立っていません。
納豆を製造するマルキン食品宇土工場。震度6強の揺れが襲った瞬間の映像には地面に亀裂が入り建物が大きく揺れ動く様子が記録されていました。
工場内にはいたるところに段差やひびが…
【マルキン食品宇土工場 田中泰弘工場長】
「10年前の地震で段差ができて補修していたが今回の地震でさらに地盤沈下して段差が大きくなった」
【中原理菜アナウンサー】
「それによってタンクが使えなくなった?」
【田中工場長】
「危ないですから。それで生産が一部しか再開できてない」
建物の安全性が確認できないため、大豆を水につけるタンクの一部が使えない状態です。それでも、被災を免れた設備で製造し、8月11日に販売を再開。主力商品の『九州本仕込み』などの出荷数は地震前の9割に回復させたものの、メンテナンスが追いつかない製造ラインもありやむなく、種類を3分の1に絞って製造しています。
【マルキン食品宇土工場 田中泰弘工場長】
「いち早くお客様に届けたいという思いで復旧作業にあたった。まずは全種類の商品を再開したい。どうしても建物の損傷が大きく、今後はどういった復旧にあたっていくか考えたい」
県民の食卓に欠かせない味の完全復活が待たれます。
マルキン食品はこんにゃくや豆腐を製造する宇城市松橋町と西原村の工場も被災しています。マルキングループの被害額は概算で約40億円に上る見込みということです。
