8月14日、噴火警戒レベルが『3』に引き上げられた阿蘇中岳の周辺を気象庁の職員が17日、調査に入りました。また、火山の専門家は「油断は禁物だが、過度に怖がる必要はない」と話しています。
8月14日の噴火警戒レベル『3』への引き上げを受けて、地元の自治体などで構成する阿蘇火山防災会議協議会は、火口周辺立ち入り規制の範囲を2キロに広げています。
17日、気象庁機動調査班の職員2人が中岳火口から北側にあたる阿蘇市を2時間ほどかけて観測器を付けた車を走らせ、火山ガスの濃度を測定しました。
福岡管区気象台地域火山監視・警報センター 平松 秀行 主任技術専門官
「今日は風が南よりですので、阿蘇谷側に向かっていましたので、阿蘇市を観測しました」
また、現在の中岳の活動状況について、専門家は次のような見解を示しました。
京都大学火山研究センター 大倉 敬宏 教授
「6月の初め頃から草千里の地下にあるマグマ溜まりの膨張を示すような地殻変動は観測されていて、それは継続している。それがだんだん浅い所の異常につながって噴火に至ると考えているんですが、火口、湯溜まりとマグマ溜まりの間の所の活発化は今、見られていない状況です。油断することは禁物ですが過度に怖がる必要はないと考えています」
