高市総理大臣は12日午後、官邸で記者団の取材に応じ、イランのぺゼシュキアン大統領と20分間、電話会談したことを明らかにした。
高市総理は、「ホルムズ海峡をめぐる情勢が重要な局面を迎える中、同海峡の開放に向けて、イランが関係国との間でやり取りを続けているということを踏まえ、現在の軍事的緊張を緩和し、一刻も早く事態を沈静化することの重要性を指摘した」と述べた。
また、「米国とイランが覚書に沿って、協議を行い、核問題を含め最終的な合意に早期に至ることが必要であるとの日本の立場を伝え、外交を通じた事態の沈静化が早期に実現することを強く期待する旨を述べた」と説明した。
そして、ホルムズ海峡の通過に際し「追加的な費用のない形で、自由で安全な航行が重要であることを強調するとともに、海峡利用国を含む国際社会ともしっかり話し合うよう求めました」と述べた。
さらに、エネルギー安全保障の観点から、紅海の入口に当たるバブエルマンデブ海峡の航行にも影響が及んでいる現状について、「深く懸念している」ことも伝達したという。
邦人保護については、「イラン国内で拘束後、4月に保釈された邦人一名をめぐる問題の早期解決を改めて要請した」とした。
これに対し、ペゼシュキアン大統領からは、「オマーンとのやり取りの現状と今後の見通しなどについて、イラン側の考えについて説明があった」「バブエルマンデブ海峡については、サウジアラビアとも対話をしながら問題解決に努めているという説明をいただいた」と明かした。
高市総理は、今後もイランと緊密に意思疎通を続ける考えを強調した。
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