中国・北京で開設されたヒューマノイドの訓練センターが公開されました。
中国・北京市で2025年に開設された国内最大規模となるヒューマノイドのデータ訓練センターには、巨大なスペースに「ヒューマノイドロボット」がずらりと並べられていました。
1万平方メートルほどの施設には工場などの空間を再現し、VRやモーションキャプチャーを通じて人の暮らしに溶け込むための動作を学習させています。
人の動きに合わせてヒューマノイドに調味料の瓶を動かす様子を学習させたり、繊細さが必要な書道では筆の先に墨をつけ、余分な墨はすずりの縁で落としたりする動きなども学習させていました。
施設の担当者は今後、ヒューマノイドが普及されるにはハードの開発だけでなく、データ収集も重要だと説明します。
データ訓練センター・朱凱総経理:
なぜ今のロボットはまだ人の役に立つ仕事ができないのか。それは学習データが不足しているからです。ロボットの今後の発展を左右するのはハードウェアではなくデータです。
アメリカの調査会社によりますと、2026年上半期の世界のヒューマノイドの出荷台数は約1万9100台で、このうち中国メーカー製は97%を超え、世界で激化する開発競争で大きくリードしています。
中国国内では、ヒューマノイドの訓練センターが80カ所以上あるといい、国を挙げて「学習データ」の収集を行う動きが加速しています。
公開された施設でも大量のデータを集め、ロボット関連企業に提供・販売などを手掛けています。
データ訓練センター・朱凱総経理:
ロボットが本当の意味でサービスを提供するようになるまで、少なくとも5~8年以上は必要となります。
ヒューマノイド市場をけん引する中国。
さらなる実用化に向け、データ収集という新たなステップへと進んでいます。
