11日午後4時半に突然、雨脚が強まった千葉・袖ケ浦市。
異例のルートをたどり、お盆の列島を東から西へ横断する見込みの逆走台風。
11日夜にも関東に上陸する可能性が高い台風15号の影響で、各地の人気観光地にも異変が起きていました。
午後3時過ぎから断続的に雨が降る不安定な天気となった「東京ドイツ村」。
本来ならお盆休みでにぎわうはずの園内は、迫る台風の影響でひっそりとしていましたが、そんな中でも水遊びをする子どもの姿がありました。
台風の接近で急きょ帰宅へ。
1年前からドイツ村旅行を計画していたという子どもたちも「1年前くらいから決めてて、雨だからちょっと残念」とガッカリです。
来園者数は普段の祝日の5分の1ほどとなるなど、お盆の観光地を直撃した逆走台風。
一方、8月11日は「山の日」ということで、静岡県の富士宮口5合目には多くの登山客の姿がありました。
山頂が分厚い雲に覆われた11日の富士山。
進路予想では、上陸した台風がまさにこの富士山付近を通過するルートをたどる可能性があるのです。
5合目の登山口では、案内役の富士登山ナビゲーターが登山者たちに「台風が今来てるので風が結構強くなるらしいんですよ、午後から。防寒着とか(持って)寒くならないようゆっくり登ってください」「宿の方が『これ以上登らず下りてください』と言ったら、安全のためにできれば下りるようにしてください」などと台風の警戒を呼びかけていました。
そして、お盆休みの高速道路では、観光地へ向かう車などで朝から渋滞となりました。
11日も多くの人でにぎわっていたのは、関東屈指の人気温泉地・箱根。
訪れた観光客は、やはり台風を気にしていました。
観光客からは「伊豆の方にこれから泊まりに行くんですよ。(Q. 天気は不安?)今、台風来てますもんね。これからどうなっちゃうか不安ですけど。初めて見ました。右から左に行く台風」と逆走台風に戸惑う声も聞かれました。
茨城から来たという家族はスケジュールを変更し、早朝に出発したといいます。
茨城県から来た家族:
朝5時…3時か夜中の。台風来てたのでちょっと早めに(出た)。関東横断と言ってるので災害が出なければいい。海行きたかったけど行けないかなって、江の島。海行けなかったら水族館か、どこか室内に。
箱根湯本でとろろ昆布を売る店の店主も、台風の進路が気になるようです。
とろろ昆布店の店主:
(Q.お盆休み)そうそう、書き入れ時よ、勝負よ。8月の中間辺りの売り上げを立てていかなきゃいけない一番重要な時期。だから今、台風15号だっけ?こっちの方向かってる、それちょっと不安でね。
お盆を直撃する台風の進路次第で、8月の売り上げに大きな影響が出るといいます。
とろろ昆布店の店主:
速度によって、要するに台風の動きがマズかったら雨が降る量が多いじゃん、となってくると明日、あさって大きな影響が出る可能性はある。売り上げが2割か3割は減というのは想定しとかないとね。
そして午後5時、箱根でもぽつぽつと雨が降り出しました。
一方、異例の逆走ルートで列島に接近した台風15号の影響で、各地で台風由来のゲリラ雷雨が発生しています。
午前9時ごろ、住宅の雨どいから雨水があふれるほどの激しい雨となったのは静岡・牧之原市です。
さらに、台風の進路から遠く離れた青森・八戸市でも、正午ごろから局地的に激しい雨となり、上空を不気味な雨雲が覆い、各地で断続的な雨となりました。
海では大きな白波が上がるなど荒れ模様の天気に。
そして午後5時前、東京・墨田区でも雨が強まって風も強くなってきました。
今回の逆走台風の異例の特徴が、影響が長引くという点です。
台風が通過した12日以降も広い範囲で雨雲が残り、断続的に強い雨が続く可能性があります。
首都圏でも、12日夜にかけて引き続きゲリラ雷雨への警戒が必要です。
