殺人などの罪で服役した男性が再審無罪となった「松橋事件」をめぐり、福岡高裁に賠償を命じられた国が判決を不服とし、最高裁に上告しました。

一方、同じく賠償を命じられた熊本県は上告を断念しました。

『松橋事件』をめぐっては殺人の罪などで服役した宮田浩喜さんが再審・裁判のやり直しの結果、無罪が確定しました。

宮田さんは国と熊本県を相手どり慰謝料などおよそ8500万円の損害賠償を求めて提訴。
一審の熊本地裁は2025年3月、国に対して賠償を命じたものの、県への請求は棄却。

二審の福岡高裁は7月、国と県、両方に合わせて2380万円あまりの賠償を命じました。

この高裁判決を受け国は、「判例と相反する判断を示したものと考えられる」として今月7日付けで最高裁判所に上告しました。

県側・熊本県警は8月10日、上告を断念したことを明らかにし、「判決を重く受け止め、引き続き緻密かつ適正な捜査に取り組む」としています。

原告弁護団は「最高裁が検察官、国の違法性についての判断を確定させることで冤罪防止につながることを心から望む」とコメントしています。

テレビ熊本
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