大阪地検特捜部内でパワハラを受けその後、退職を余儀なくされたとする検事の手記が公開された問題。

大阪高検はきょう=8月7日「十分な調査を行い、適切な捜査処理を行っている」との考えを示しました。

今月3日、大阪地検の元検事正北川健太郎被告(66)からの性被害を訴えているひかりさん(仮名)は、同僚だった元検事から提供を受けた手記を公開しました。

手記などによると、元検事の男性は大阪地検特捜部での研修中、当時の主任検事から見立てに沿う自白調書の作成を指示されました。

また、「お前、ポンコツだな」などと連日罵倒されたほか被疑者のスマホの録音データを見つけた際、研修期間内での起訴を優先するため上司に報告しないようにと指示されたということです。

元検事は体調を壊し、ことし検察庁を辞職。その後、適応障害と診断されました。

大阪高検は調査でパワハラを認定したものの、主任検事を注意するのみだったということです。

7日、大阪高検は手記が確認できたため考えを示すとして、メディアを集めました。

「建物への出管理、プライバシーを考慮した」としてカメラ撮影は認めない形で、畑中良彦次席が説明を行いました。

畑中次席は手記について「十分な調査が行われず、不適切な捜査処理がなされたのではないかとの疑いをもたれかねない表現がなされている」としました。

そのうえで「速やかに調査を行い結果に相応する指導を対象者に対して行うとともに申告者に説明した」「録音データの内容を含めて証拠を十分に検討した上で処理したものであって有罪が確定している」などとしています。

実際にパワハラに該当したのかどうか、どのような処分を行ったのか、なぜ公表しなかったのかについては「すべて答えられない」としています。

関西テレビ
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