「大型で強い」台風13号が沖縄本島を直撃し、那覇空港は終日閉鎖となるなど大きな影響が出ています。
きょう=7日、午後1時時点で沖縄本島は「台風の目」にいるものの、「台風の影響はまだ終わったわけではない」と注意を呼び掛けています。
今後の進路を、片平敦気象予報士が解説しました。
■“大型で強い”台風13号は「速度が遅い」
台風13号は7日午後1時推定で、名護市の北約50キロメートルに位置しており、中心気圧940ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートルの「大型で強い台風」です。
進行速度は西へ時速25キロメートルと遅く、沖縄や奄美地方には依然として厳重な警戒が求められています。
片平敦気象予報士は今回の台風の特徴について、「大きくて強くて速度が遅い」と説明しました。
動きが遅いため、一度影響が出始めると長引くおそれがあり、「台風の中心が通過しても、まだしばらく、あと1日2日は警戒が必要な状況が続く」としています。
8日正午時点でも、台風は沖縄近海に留まり、日曜日の朝になってもまだ東シナ海に位置する見込みです。大陸へ離れるのは月曜日以降と予想されています。
■線状降水帯の発生も 沖縄・奄美で気を付けるべき「5つ」のこと
台風は中心が通過した後ろ側にも激しい雨雲が残るため、線状降水帯が発生するおそれがあります。
片平気象予報士は「台風の中心の近くは台風の”目”といって、雨や風が少し穏やかな場所もある」としつつ、「これで台風の影響が終わったわけではまったくない」と注意を呼びかけました。
沖縄・奄美では以下の「5つの危険」に厳重な警戒が必要です。
まず、沖縄本島では8日未明に潮位のピークを迎え、防潮堤を越える高潮が発生するおそれがあります。高波と暴風も継続し、土砂災害や低地の浸水、川の氾濫にも警戒が必要な状況です。
台風通過後には”吹き返しの風”によって急に風向きが変わり、これまでと異なる方向から強い風が吹き込むおそれもあるとして、片平気象予報士は「まだまだ油断しないでいただきたい」と呼びかけました。
■被災地・熊本も要注意 屋根作業は特に慎重に
台風の周りは反時計回りに風が吹いており、東日本や西日本にも湿った空気が流れ込んでいるといいます。
宮崎県から流れ込む湿った空気が九州山地を越え、被災地の熊本県内にもにわか雨をもたらす見通しです。
【片平敦気象予報士】「大雨の可能性はそんなに高くないが、地震で大きな影響を受けているので、少しの雨でも油断ができない」
熊本では厳しい暑さが続いており、作業中の暑さ対策も欠かせません。
雨を前に屋根のブルーシートを張り替えたいという方も多いとみられますが、片平気象予報士は「高いところの作業は細心の注意が必要」と呼びかけました。
■お盆は「台風15号」にも注意を
台風から離れた紀伊半島などでも8日の正午には波の高さが3メートルに達する予想で、日曜日も西日本では高波が続く見通しです。
海水浴シーズン中ですが、高波には十分な注意や警戒が必要です。海に行く場合は地元のライフセーバーの指示に従ってください。
さらに、日本の東の海上には台風15号が発生しており、11日~12日のお盆シーズンに関東地方から北海道のいずれかの地点へ接近するおそれがあります。
片平気象予報士は「東からやってくる台風はあまり聞かない、異例といってもいい」とした上で、「ちょうどお盆の頃に当たるので、今後の台風15号の情報に特に気をつけていただきたい」と呼びかけました。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年8月7日放送)
