岩手県北上市は、設置を検討している市立工科大学について、候補地を2026年度中に絞り込む方針を8月6日に示しました。
また、開学の時期は、当初より2年遅れ2032年となる想定です。
6日は市議会の全員協議会が開かれ、市から今後の方針が示されました。
市立工科大学を巡っては、2025年10月の市議会で、基本計画の策定に関する予算案が否決され、市が設置場所の見直しを進めています。
市民向けのワークショップで出された意見をもとに、有識者を含めた検討会議で、複数の候補地を比較しながら2026年度中に、1ヵ所に絞り込む方針です。
議員からは、財政への影響を不安視する声が上がりました。
星敦子市議
「福祉とか子育てとか市民の生活に密着した政策よりも、大学設置を将来の市の起爆剤として行政が優先した価値観に対し、とても不安視している」
北上市 八重樫義正副市長
「我々がつくってきた産業基盤、経済基盤が、このまま持続可能かそちらの心配も大きい。大学が地域の社会基盤、あるいは経済基盤にもなりうる」
また、これまで2030年としていた開学の時期は、2032年にずれ込む見通しです。
候補地選定の調査費用、約600万円が盛り込まれた補正予算案は、9月3日から開かれる9月定例会に提案されます。
