熊本・宇城市や八代市で、営業を休止していた店が少しずつ再開し、住民からは喜びの声が聞かれました。
他県からの応援受け営業再開
宇城市では多くの店が営業しておらず、「ブドウを買いたかった。夫の命日だから…」などと話す、買い物に困る高齢者の姿がありました。

こうした中、地震発生から10日目の6日午後、宇城市のドラッグストアが営業再開しました。
再開したのは、宇城市松橋町にある「ドラッグストアコスモス曲野店」。

店では商品が棚から落ちるなどしたものの、他県からの応援などを受け、再開できる状態になったということです。
買い物客からは「非常用のお茶と子ども用品を買った」「野菜と簡単に食べられるものを買った。こちらの店がオープンして助かる」といった声が聞かれました。

コスモス薬品店舗運営部 井本直哉エリア長:
通電している地域も多いので冷蔵・冷凍食品など役に立つものを購入してもらえれば。
「ドラッグストアコスモス」は、6日時点で宇城市や氷川町など7店舗が休業中だということです。
“手作業”で営業再開したスーパー
一方、隣の八代市では…。

寺田菜々海アナウンサー:
八代市鏡町のスーパーです。生鮮食品のコーナーは危険性が高いということで、一部立ち入り禁止となっていますが、安全が確認されたところからできる範囲で営業しています。
震度6強の揺れに襲われた八代市鏡町。

地元のスーパー「カガミユーウマート」は、大きな被害に遭いながらも地震から2日後の夕方には店を開けました。

ガラスが割れていたり棚から物が散乱していたりと、揺れの大きさを物語る爪痕が残された店内。

2階は立ち入りが危険なため商品を1階に集め、常温の食品やドリンク、それに日用品など、できる限りのものを販売しています。
レジは壊れているので、商品の値札シールは従業員がひとつひとつ手作業で貼り、計算は電卓を使います。

従業員:
(Q.電卓は大変じゃないですか?)
そうですね。ちゃんと値札を貼ってあれば大丈夫ですけれど、値段の入っていないものもあるから、その時は探すのに時間がかかります。
買い物客:
やっぱり食べ物が一番ですね、今は。まず食べられるだけの量を買いました、きょうは。
(Q.お店の状況を見てどうでしょうか?)
こんなになっていると思わなかった、ものすごい。悲しい。

地元で暮らす従業員たちも被災者の一人ですが、「地域のために」と踏ん張っています。

カガミユーウマート 渕上秋弘店長:
復興に向けて前に進んでいくしかないと思うんです。みんな助け合っていければ、また前のような生活に戻れると思います。

