被害拡大が懸念される中、行政の枠を超えて対策に乗り出します。サクラやモモなどの木を食い荒らす特定外来生物のカミキリムシの被害が7月、岡山県内で初めて確認されたことを受け、国、県、岡山市による緊急対策会議が開かれました。

会議には、環境省や農林水産省などの出先機関、岡山県、岡山市の担当者が参加しました。

「クビアカツヤカミキリ」は全長約2.5センチから4センチで、サクラやモモなどバラ科の木に卵を産み付け、幼虫が木の内部から食い荒らす特定外来生物です。7月21日、岡山県内では初めて、岡山後楽園のサクラで幼虫のフンと木くずが混ざった「フラス」が見つかり、その後、近くの旭川河川敷のサクラでも被害が確認されました。

会議では、岡山後楽園から半径2キロ圏内の公園や河川などの管理者に対し、サクラなどの樹木を目視で点検し、8月中に結果を報告するよう呼びかけました。

(烏城公園の管理者は…)
「岡山城の隣の後楽園で発生しているため危機感を感じている。岡山城の景観に関わるため早急に点検したい」

(岡山県自然環境課 劔持政己課長)
「成虫の場合は分かりやすいが、幼虫は木の中で分からない木から木くず・フンが出ているのを見つけて報告してほしい」

クビアカツヤカミキリの幼虫は、サクラやモモなどの樹木の内部を食い荒らし、衰弱させたり、枯れさせたりします。これまでに全国20の都府県で被害が確認されていて、岡山・香川では2026年6月以降、相次いで確認されました。

(岡山県自然環境課 劔持政己課長)
「被害が拡大すれば県の観光や農業に甚大な被害。被害を最小限に食い止めるためには行政の枠を超えた早期発見・早期防除が不可欠」

県は、フラスや成虫を発見した場合、写真を撮って、県のHPから通報するよう呼びかけています。

岡山放送
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