台風13号に加えて、もう1つの台風15号が週明けにかけて北日本に近づく恐れがあります。

台風がお盆シーズンを直撃すると、旅行や帰省などで遠出を考えている多くの人に影響を及ぼすことが考えられます。

夏休みを迎えた6日の羽田空港。
最大9連休のお盆休みを前に、国内線ロビーは多くの人でにぎわっていました。

ところが掲示板を見てみると、沖縄行きは台風のため、そして鹿児島行きは強風のため引き返すことがありますと書いていました。
沖縄本島に接近中の台風13号の影響です。

すでに旅行の予定が変わった人もいました。

長崎県へ旅行する人:
本当は軍艦島上陸する予定だったけど、上陸はできなくなったので周遊クルーズだけに。

台風13号の影響で、6日から8日にかけて日本航空と全日空で合わせて557便が欠航し、約8万人に影響が及んでいます。

6日夜、台風が最接近する見込みの大東島地方はすでに暴風域に入っており、暴風と波浪の警報が出ています。

7日には沖縄本島に直撃する見込みの台風13号。
那覇市にあるホテルでは、すでに台風によるキャンセルが相次いでいました。

ホテルパームロイヤルリゾート国際通り・高倉直久代表取締役:
8月1~5日まで226件のキャンセルが出ております。人数でいうと約400名近く。長期的なキャンセルが見込まれる状況です。

台風で帰れなくなった人が宿泊日数を延長するケースも出てきているといいますが、その際は割引価格で対応していることから、売り上げへの影響が大きいということです。

ホテルパームロイヤルリゾート国際通り・高倉直久代表取締役:
今回の台風が(今年)一番売り上げ減が大きい台風。

さらに、鹿児島に帰省する人は「帰りも(台風)15号来ちゃったので。向こうは多分、飛べますけど、こっち着けるかどうか」と話していました。

5日、新たに発生した大型の台風15号は週明けにかけて北日本に近づく予想で、ダブル台風がお盆休みに影響を及ぼす恐れがあります。

過去にも帰省や旅行先で人の往来が増えるお盆シーズンを台風が直撃し、大きな混乱をもたらしたことがあります。

2年前、お盆のUターンラッシュのタイミングに関東地方を直撃した台風7号。
八丈島では、飛行機の欠航を受けてフェリー乗り場に行列ができました。

東海道新幹線が一部区間の運転を終日取りやめた他、別の新幹線でも計画運休が実施される事態に。
みどりの窓口には人が駆け込み、改札前には座り込んでしまう人の姿もありました。

これまでにも列島に大きな被害を及ぼしてきた8月の台風の危険性について、矢澤剛気象予報士は「8月の台風には大雨と迷走という2つの危険が潜んでいます」と話します。

気温の上昇に伴い、列島周辺の海面水温が非常に高い状態に。
これが大雨をもたらす原因になるといいます。

矢澤剛気象予報士:
温かい海水は台風のエネルギー源です。台風がどんどん勢力を強めていきます。さらにこの時期は、空気中に雨雲の材料となる水蒸気がたっぷりあります。これがどんどん、台風に吸い込まれることで強烈な雨台風になるんです。

2つ目の危険は進路の迷走です。

矢澤剛気象予報士:
台風は偏西風に乗ることで進路が定まりやすくなりますが、8月は強い太平洋高気圧が日本列島を覆っているため、偏西風がいつもより北にあります。このせいで台風が風の道に乗れず、うろうろと迷走したりのろのろ進んだりします。このため、同じ場所で長時間雨が降り続き、思わぬ大災害につながることがあります。