シリーズ「命と未来をまもる」。熊本の避難所では、連日、たき出しのボランティアが活躍していますが、懸念されるのが食材の調達や衛生環境です。
被災地で美味しく安全な食を提供する広域支援を実現しようと、フジテレビ系列独自の訓練が行われ、私も参加しました。
訓練が行われたのは金沢市にある石川テレビ。
フジテレビの木村拓也アナウンサーも駆け付けました。
さっそく、たき出しの準備開始です。
*木村アナ
「玉ねぎは、そのまま持ってくるのではなく、切って持ってくるんですね」
*BBT稲富アナ
「そうですね、現地では衛生的な環境も悪いということで、遠くの離れた土地で切って持ってくる」
*木村アナ
「作業行程をできるだけ少なくして、あと衛生管理も」
運び込まれた食材はすでに下ごしらえを終えたもの。これが、今回の訓練のポイントです。
食材の下ごしらえは、4日に滑川市で行いました。
災害時は、避難所になるこの施設。
普段、料理教室などが開かれる貸し調理室があります。
*中滑川複合施設メリカ 樋口幸男館長
「高橋さんが、ここいいね、使いたいって言ってくれたからスタートできた」
能登半島地震でたき出しをしたボランティアグループ「能登にエール」の高橋由紀さんです。
富山から毎週のように被災地を支援しました。
*能登にエール 高橋由紀さん
「みんな(被災者のために)何かしたいけど、今すぐできることが少ないから、手伝わせてもらえて嬉しいと言ってくれて」
*中滑川複合施設メリカ 樋口幸男館長
「高橋さんたちが(たき出しで)現地に行って、僕らがここでバックアップ」
当時、能登に行けなくても何か役に立ちたいと大勢の仲間が集まったといいます。
これがたき出しの食材を被災地以外から届ける広域支援のきっかけとなりました。
「ポイントは食材を小さく切ること。短時間で炒められるように」
食材切りみせて私も、玉ねぎの薄切りを。
*BBT稲富アナ
「料理、1人暮らしをして5年目なんですけど、からっきしできなくて、玉ねぎ、60個のうち、5個を切るのが精一杯でした」。
さて、炊き出し訓練で作るのはカレーライスと牛丼、あわせて130食。
避難所に見立てた訓練会場、火を使った調理だけを行います。
これなら、食材を洗う水が無くても、衛生面の心配は少なくて済みます。
「めっちゃおいしい」
「肉がほろほろでおいしい」
この取り組み、被災地で食の支援を続ける「能登にエール」とフジテレビが共同で「たき出しマニュアル」をつくり、普及にあたっていて、来月には、東京・お台場で訓練が行われます。
*能登にエール 高橋由紀さん
「食はすべての人が安全に食べられるのが大事。行政や自衛隊でなくても民間の力でできること、人の命を救ったり、元気になったりするきっかけが作れる。」
食材は、小さく切ることで火の通りを早くするなど災害対応のテクニックもあるようです。
下ごしらえをした食材を被災地に届けて展開するたき出し、被害のない地域から被災地を支援する広域支援の仕組みとして大変有効だと思います。
