気象庁は5日朝、台風14号(クジラ)が発生したと発表した。
大型で非常に強い台風13号(ドルフィン)と共に、日本周辺で2つの台風が発生した形だ。気象庁は2つの台風について全般気象解説情報を出した。
気象庁によると5日午前3時、南シナ海の北緯16度50分、東経118度40分において、熱帯低気圧が台風第14号になったということだ。
台風はほとんど停滞しており、中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の南東側220キロ以内と北西側110キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いているとしている。
また大型で非常に強い台風第13号は、5日午前3時には日本の南にあって、1時間に約20キロの速さで西へ進んでいる。
中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
台風は、小笠原諸島からは遠ざかっているが、今後は強い勢力で南西諸島に接近する見込みで、6日夜には大東島近海へ進み、速度を落としながら沖縄本島近海へ進む見込み。
その後は9日頃にかけて東シナ海をゆっくり北西に進み、台風の影響が長引くおそれがあるとしている。
小笠原諸島では、5日は非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなる見通し。
台風の接近に伴い、沖縄地方では5日から、奄美地方では6日から、猛烈なしけとなり、沖縄地方と奄美地方では6日から8日頃にかけて、大気の状態が非常に不安定となって、非常に激しい雨が降り、猛烈な風が吹くおそれがあるとしている。
波の予想
5日に予想される波の高さ
伊豆諸島 6メートル うねりを伴う
小笠原諸島 9メートル うねりを伴う
奄美地方 6メートル うねりを伴う
沖縄地方 9メートル うねりを伴う
6日に予想される波の高さ
奄美地方 10メートル うねりを伴う
沖縄地方 10メートル うねりを伴う
四国地方 6メートル うねりを伴う
九州南部 8メートル うねりを伴う
7日に予想される波の高さ
奄美地方 10メートル うねりを伴う
沖縄地方 10メートル うねりを伴う
四国地方 6メートル うねりを伴う
九州南部 8メートル うねりを伴う
風の予想
5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
小笠原諸島 20メートル(30メートル)
沖縄地方 20メートル(30メートル)
6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方 40メートル(60メートル)
奄美地方 23メートル(35メートル)
7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方 40メートル(60メートル)
奄美地方 30メートル(45メートル)
雨の予想
6日6時から7日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 150ミリ
奄美地方 100ミリ
沖縄地方 120ミリ
その後、7日6時から8日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
九州南部 200ミリ
奄美地方 200ミリ
沖縄地方 200ミリ
防災事項
気象庁は、小笠原諸島では5日は、うねりを伴った高波に厳重に警戒し、沖縄地方と奄美地方では9日頃にかけて、うねりを伴った高波と暴風に厳重な警戒を呼びかけた。
沖縄地方では6日からは、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く所がある見込み。風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒するよう呼びかけた。
九州南部と四国地方では6日から9日頃にかけて、うねりを伴った高波に警戒が必要。
また、沖縄地方では7日から8日頃は、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、沖縄地方では7日は、高潮に厳重に警戒し、九州南部・奄美地方では高潮に注意・警戒を呼びかけた。
落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、「発達した積乱雲の近づく兆しのある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください」としている。
