熊本地震の被災地では、懸命な救助・支援活動が続いています。7月30日午後、津山市から熊本県に入り、活動に当たっている災害派遣医療チーム「DMAT」の医師に現地の状況を聞きました。

◆震度7を観測の熊本県宇城市の病院で医療支援 到着直後は非常電源でやりくり

(津山中央病院救命救急センター 前山博輝センター長)
「来た時には非常電源で何とかやりくりをしていたが、復旧が進んで、朝には電気が通常に戻り、少しずつ本来の診療レベルに戻っている」

災害発生直後に現場に入り、医療活動を行う医師や看護師らのチーム「DMAT」。津山中央病院の前山博輝医師らのチームは、震度7を観測した熊本県宇城市にある宇城総合病院に30日午後に入り、医療支援に当たっています。

(前山博輝センター長)
「(現地病院の)スタッフも被災しているので、勤務しながら家のこともあり疲弊していた。災害の状態を確認し支援できることを抽出」

◆脱水による熱中症、家屋倒壊で服用中の薬が飲めず体調を崩す患者も…

到着直後から31日朝まで、夜を徹して救急外来の診療や患者の搬送などに当たったという前山医師。被災地では脱水による熱中症の他、家が倒壊したことで普段の薬が飲めず、体調を崩す患者も多いと言います。

(前山博輝センター長)
「避難所など多くの人が集まる場所では感染症がまん延しやすい、風邪や嘔吐(おうと)、下痢など。ケガをした人を診るというよりは、その後の避難所生活や心労がたたった人を長く支援しなければいけない印象がある」

◆10年前の熊本地震の経験生かされ大きな混乱見られず「医療従事者がノウハウをかなり持っている」

その一方で医療現場では大きな混乱は見られず、10年前の熊本地震の経験が生かされていると話します。

(前山博輝センター長)
「前回の熊本地震でもドクターヘリで対応に来た。その時と比べると医療従事者がノウハウをかなり持っている。対策本部の立ち上がりや隊員の派遣が前回よりも医療がスムーズに提供できている」

前山医師らのチームは8月2日夕方まで被災地で活動に当たることにしています。

岡山放送
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