熊本市の県立美術館本館で開催中の『わたしたちのルノワール』。その見どころをシリーズでお伝えしています。今回は東京富士美術館が所蔵しているこちらの一枚です。
【寺田 菜々海 アナウンサー】
「熊本県立美術館学芸員の香月 比呂さんに作品の魅力を教えていただきます。よろしくお願いします」
【熊本県立美術館 学芸員 香月 比呂さん】
「よろしくお願いします」
【寺田アナウンサー】
「『きょうの一枚』はこちら、東京富士美術館 所蔵の『読書する女』です。香月さん、今回の展覧会では日本中の美術館からルノワール作品を一堂に集めているんですよね」
(1900年頃制作/東京富士美術館 所蔵)
【香月比呂さん】
「はい、ルノワール作品がこれほどまでに日本で親しまれるようになった理由の一つに、〈日本各地の美術館でルノワール作品を実際に見ることができる〉という点が挙げられます。全国各地に美術館の設立が相次いだ昭和から平成期にかけて、それぞれの美術館の目玉作品となるべく、ルノワール作品が収蔵されました。この作品もその一つで、リラックスした様子で読書にふける女性の後ろ姿がルノワールらしい色彩で描かれています」
『わたしたちのルノワール』
熊本県立美術館本館 9月13日(日)まで
