ウエイトリフティング競技歴3年で去年、中学生の全国大会で優勝した選手が熊本市にいます。今年の大会で連覇を目指す女子中学生を取材しました。
自分の体重よりも重いバーベルを持ち上げる谷川 結良(ゆら)さん。熊本市に住む中学3年生です。将来有望な選手を熊本県が支援する『くまもと新時代ワールドアスリート指定選手』に選ばれています。
【谷川 結良さん】
「重い物が上がった時やいつもと比べて重い重量が持ち上がりやすかった時に楽しいなと思う」
結良さんは、去年の全国女子中学生選手権の45キロ級で、スナッチ53キロ、クリーン&ジャークで62キロ、トータル115キロを挙げ、2年生ながら優勝。大会の最優秀選手にも選ばれました。
ウエイトリフティングと出合ったのは、小学5年生の頃に参加した競技体験会でした。バーベルを上げた時の達成感に魅了され、競技をスタート。
その後、わずか3年で全国の頂点に輝くまでに成長しました。指導する海崎良仙(よしのり)さんは、初めて見た時の印象を次のように話します。(※「崎」は「たつさき」)
【海崎 良仙さん】
「ずば抜けてセンスがあった。普通の子はバーベルを持つと背中が曲がる。(腕の)力で(上げようとする)彼女は最初からポーンと。関節の柔軟性があるし、瞬発力がある。指導者として40年くらいやっているけど、素材がもう、素材がすごい。(指導の)やりがいがある」
(熊本市立武蔵中学校)
中学3年生の結良さん。放課後はトレーニングに時間を費やすことが多いため、学校で友達と過ごす時間は貴重なひとときです。
【同級生】
「明るくて面白い」
「(全国優勝)すごいなと尊敬です」
「照れるなって~」「みんな応援してるから頑張れ!」
実は絵を描くのが好きだそうで・・・
【谷川 結良さん】
「この前、ファッション画のコンテストで優秀賞を取りました」
宇宙をテーマにしたドレスをデザイン。学校では美術部に入り、その腕を磨いているのだそうです。
この春は腰を痛め、2カ月ほど練習を控えていた結良さん。来月の全国大会を前に、ようやく本来の負荷をかけたトレーニングを再開し、『大会連覇』へ静かに闘志を燃やします。
【谷川さん】
「絶対、優勝したい」
そして、思い描く将来の目標は?
【谷川さん】
「オリンピックに出たい」
(出たら?)
「金メダルです」
まだまだ伸び盛りの中学生、これからの成長に期待です。
結良さんの自己ベストは、スナッチ56キロ、クリーン&ジャーク68キロのトータル124キロで、「実力を発揮できれば連覇を成し遂げられるだろう」と指導する海崎さんは話していました。
結良さん、頑張ってください!
