島根県出雲市の木村悦子さん。97歳の「現役スイマー」です。
6月に広島市で開かれた大会で、水泳平泳ぎの新たな世界記録を打ち立てたことを出雲市の飯塚市長に報告しました。
まだまだ「現役」の木村さん、新たな夢も語りました。
出雲市・飯塚市長:
このたびはまたおめでとうございます。
出雲市の97歳の現役スイマー木村悦子さん、机に並ぶのは「世界新記録」の表彰状です。
木村さんは6月に広島県で開かれたマスターズ公認大会で「50メートル平泳ぎ」に出場。競泳人生最後の挑戦のつもりで、これまで経験のない「長水路」50メートルプールでの世界新記録を狙いました。
大会直前まで体調がすぐれず、泳ぎ切るのも難しいかと思われましたが…持ち前の負けん気で見事フィニッシュ。
記録は1分26秒45で、7年前にカナダの選手が出したこれまでの記録を10秒以上縮める好タイムで、「95歳クラス」の世界記録を塗り替えました。
2年前に95歳で樹立した「短水路」25メートルプールでの世界新記録に続く快挙です。
木村悦子さん
頑張りました!頑張りましたよ。安心したのと、これで終わったという気持ちで複雑です。
飯塚市長に新記録樹立を報告した木村さんが、改めてレースを振り返りました。
木村悦子さん:
50メートルを泳いで向こうに着いてから、何だ…帰るだけだから100メートルくらいなんぼでも泳げたのにって。
残念でした。
レース前は、50メートルを泳ぎ切れるかどうか心配していたのはどこ吹く風…です。
そんな木村さん、今回の世界新記録を競泳人生の花道にするつもりでしたが…。
木村悦子さん:
100歳までまた勝とうかと思って一生懸命するよりも、もう残り少ないあと1年か2年だけゆっくりしたほうがいいかなと思ったり…どっちがいいでしょうか。
今後の「進退」について、まさかの相談です。
飯塚市長:
後の人に続く金字塔を打ち立ててください。
木村悦子さん:
やったほうがいいですか?市長さんがやれって言ったけん、また100まで頑張りましょう。
市長の後押しに前言を撤回!100歳クラスの世界新記録を次の目標に定めました。
木村悦子さん:
目標があった方が元気が出るかな。張れたら頑張ろうかなという気持ちになりました。やった方がいいですよって(市長が)おっしゃいましたからね。体力があれば、100歳でまた世界記録を出します。
97歳にして「現役続行」!「百寿」スイマーをめざして木村さんは再びプールに向かいます。
