夏休み中の子供の弁当づくりの負担を減らそうと、岡山市はこの夏、放課後児童クラブでの昼食提供を試験導入する計画でしたが、実施を見送りました。利用したいという保護者の声が9割を超える中、なぜ実施できなかったのか、取材しました。

(大黒友香記者)
「給食が無い夏休み、放課後児童クラブでは子どもたちが家庭から持参した弁当を食べています」

岡山市内に67カ所ある市立の放課後児童クラブでは、これまで長期休み中の昼食提供に対応しておらず、各家庭から弁当を持参することになっています。特に夏休みは弁当づくりが1カ月以上続くほか、食中毒の心配もあり、負担に感じる保護者も少なくありません。

岡山市が2025年に行ったアンケートでは、回答した9割以上の保護者が夏休み中にクラブで弁当を注文できる仕組みがあれば利用したいと答えています。また、価格については1食500円であれば8割近くが週1回以上利用するとしています。

これを受け、岡山市は2026年8月から試験的におかず3~4品の弁当を有料で提供する方針を固めましたが…

(大黒友香記者)
「こちらが今月(7月)初め保護者に届いた通知。事業者が決まらなかったと書いてある」

弁当を製造・配送する事業者を募集したところ、応募がなくこの夏休みでの実施は見送られました。

なぜ事業者が決まらなかったのか、ここ数年続く物価高と配送ルートが確保できなかったことが主な要因だと言います。

(岡山市地域子育て支援課 的場由真主事)
「今回は試行として市内エリアを分けるなど、事業者が参加しやすい内容にした。(事業者から)プラスチック容器の高騰や、人件費高騰の声が上がった」

一方、こども家庭庁は放課後児童クラブでの食事提供について、「地域の実情に応じた対応をお願いする」と26年5月に各自治体に通知を出して検討を促しています。

(岡山市地域子育て支援課 的場由真主事)
「昼食提供に関しては (保護者の)高いニーズがある一方で、値段やキャンセル期限などの様々な希望があることも分かった。保護者の負担軽減に向け、どういう形で実施できるか検討したい」

岡山市は今後、事業者に聞き取りを行いながら、実施に向けて検討したいとしています。

岡山放送
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