瀬戸内市の国立ハンセン病療養所・長島愛生園では7月23日夜、亡くなった入所者を悼む慰霊の花火が打ち上げられました。地域に開放された夏祭り、一年で最も療養所がにぎわう日です。

長島愛生園の夏祭りは、子供を持つことが許されなかった入所者たちの希望で、多くの子供たちにも参加してもらおうと地域に開放されていて、毎年、多くの人でにぎわいます。

国の誤った政策で、ハンセン病の元患者たちは強制収容されました。花火は、これまでに亡くなった入所者たちを悼もうと打ち上げられたもので、訪れた人は今も療養所で暮らす人たちと一緒に沖から上がる2000発の花火を見上げ、思いを馳せていました。

(訪れた人は…)
「めちゃきれいな花火だった、これから人権や差別、愛生園のことなど、他の知らない人たちにもっと伝えたい」
「人権を知ってもらい差別をなくしたい」
「(中尾さんに)来年もこの花火来ます!」「来て」

(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「良かった。これからもずっと続ける、みんなでここで一緒に(花火)見たい」

2026年は、強制隔離の根拠となった法律「らい予防法」が廃止されて30年の節目の年。花火には、偏見・差別のない社会の実現への願いも込められています。

岡山放送
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