任期満了にともなう長野県知事選挙が、7月23日告示され、現職と新人の2人が立候補しました。厳しい暑さの中で始まった17日間の選挙戦。両候補の初日の訴えをお伝えします。
長野県知事選挙に立候補したのは届け出順に現職で5期目を目指す阿部守一さんと、新人で共産党県委員会副委員長の武田良介さんの2人です。
5期目を目指す現職の阿部守一さん(65)。
各政党からの推薦は受けていないものの、長野市内の飲食店で開いた出陣式には、与野党の国会議員や市町村長、経済団体の代表などが顔をそろえました。
無所属・現職・阿部守一候補:
「私が知事を担うことが県民にとって最善の選択なのか、率直に申し上げて、悩みに悩みぬいた末で今回、立候補を決意しました。私はこれまでの県政を漫然と進めるつもりは全くありません」
長野駅前で行った第一声では、5期目への決意を語り、急激な人口減少や気候変動、物価高などに適応して「未来への投資を進める」と主張しました。
無所属・現職・阿部守一候補:
「大胆な改革を行い、将来世代が本当に未来に向けて希望を持てる社会をつくっていく。県立学校、もっともっと特色化を進めていきたい。子どもたちがやりたいことをやれる学校づくりに取り組んでいます。こうした取り組みを着実に進めていく、大きな教育の変革につなげていくためには今がまさに分かれ道だと考えています」
このほか「地域公共交通や医療分野の支援強化」「AIの活用による産業構造の転換」などを訴えています。
無所属・現職・阿部守一候補:
「皆さんの夢や希望、課題や悩み、どういう信州をつくっていきたいのかを私にも共有していただく、そうした場にしていきたい」
第一声の後は、飲食店を会場に約30人の有権者との「対話集会」を開きました。
選挙期間中は34カ所で予定していて、「県民との対話」を重視した選挙戦を展開します。
無所属・現職・阿部守一候補:
「若い人たちが選挙に関心を持てない理由は、選挙制度のある意味、硬直性にもあるかと思っているので、そこも変えていきたい。少人数であっても深い話し合いをさせていただく選挙にしていきたい」
長野市の権堂で選挙戦をスタートさせた武田良介さん(46)。
出発式には、共産党の県議会議員や県労連の議長などが駆けつけました。
第一声では、約80人の聴衆を前に阿部県政を批判しながら介護・医療福祉の充実などを強く訴えました。
無所属・新人・武田良介さん:
「今、知事は口を開けば人口減少だっていうんですね。高齢化が進んでいる、だから医療や介護、この制度は制度疲労を起こして変えなきゃいけないんだと言います。私たちにとって、病院や医療、これがなければ生きていけないではありませんか。国の医療や介護、社会保障削減の政治に反対と言える知事を選んでいただきたい」
このほか、水道基本料金の無償化や、子ども・障がい者の医療費の窓口負担無料化の必要性なども訴えました。
選挙戦では、「県民に近い県政運営」を合言葉に、有権者との「対話」を重視したいとしています。
午前中は長野市内を遊説し、街頭演説も実施。
無所属・新人・武田良介さん:
「今のこの物価の高騰、きょう食べるもの、あすの暮らし、それに困る方が大勢いらっしゃる。こんな国でいいでしょうか」
支援者:
「帽子かぶって」
無所属・新人・武田良介さん:
「日傘差さしてもらっているから」
暑さ対策にも気を配りながら、広い県内を回ります。
無所属・新人・武田良介さん:
「県政が何をやっているのか分からない、だんだん県民から遠くなってしまっている感覚が皆さんの中にあると思う。県民の皆さんの暮らしの声に十分こたえる県政、知事に選んでいただけるならばその変化をつくり出しますので、いよいよ県政が身近になったと感じていただける、そういう結果を出したいと思う」
県知事選挙は、7月24日から各地で期日前投票が始まり、投開票日は8月9日です。
