府中市は相続人が対応できない空き家について倒壊の恐れがあるとして県内初の「緊急代執行」となる強制の解体工事に着手しました。
解体が行われるのは府中市上下町の「白壁の町並み」にある木造2階建ての建物です。
市などによりますと江戸時代末期に建てられ、衣料品店として10年ほど前まで営業していましたが空き店舗になっていたということです。
【府中市 大崎聡建設部長 代執行宣言】
「緊急代執行により特定空き家等の除却および特定空き家等の中にある残置物の撤去の工事に着手いたします」
府中市は今年4月、この建物を倒壊の恐れがあるとして「特定空き家」に認定。
所有者自身での解体が難しいため「空き家対策特別措置法」に基づき、今年度中に代執行での解体を予定していました。
しかし、夏祭りで多くの人が付近を訪れることなどを理由に地元から早期の着手を求める声が上がり、県内初となる緊急的な工事に踏み切りました。
【近所の人は】
「両隣の方が夜中にドカーンという音を聞いた。屋根に穴が開いて瓦ごとどーんと落ちた時の音だろう」
【府中市監理課 原田茂幸課長】
「住民の安全を優先させていただくことになりました。このように緊急(代執行)にならないように早めの対策を促していきたいと考えております」
解体にかかる費用のうち、およそ300万円を、市が負担するということです。
